Android StudioのプロジェクトをJenkins対応させるにあたって、JenkinsサーバのAndroid SDKをコマンドラインでアップデートする必要があったのでオプションのおさらい。
どこかにまとまってないかなぁと思っていたのですが、help にきちんとまとまってたんですね。
コマンド
コマンドラインアップデートで使用する sdk/tools/android コマンドの書式は以下のとおり。
android [global options] action [action options]
global options, actionの一覧は help で確認できる。
$ android --help
アップデート関連で必要な action は、list sdkとupdate sdk。
actionに対して更に詳しい help を確認できる。オプション一覧がまとまってます。
$ android --help list sdk
$ android --help update sdk
アップデート手順
- リポジトリのパッケージ一覧を表示して、インストールするパッケージを決める。
$ android list sdk -a
Packages available for installation or update: 124
1- Android SDK Tools, revision 24.0.2
2- Android SDK Platform-tools, revision 21
...
オプションなしの場合は新規インストールやアップデート可能なパッケージのみが表示される。
-a (-all) でインストール済みパッケージや build-tools を含むすべてを表示する。
-e (-extended) でパッケージの詳細情報を表示できる。
$ android list sdk -a -e
Packages available for installation or update: 124
----------
id: 1 or "tools"
Type: Tool
Desc: Android SDK Tools, revision 24.0.2
----------
id: 2 or "platform-tools"
Type: PlatformTool
Desc: Android SDK Platform-tools, revision 21
----------
- パッケージを指定してアップデートする。
$ android update sdk -a -u -t 1
番号は list sdk で表示される id を指定する。上記の場合、Android SDK Tools がアップデートされる。id の代わりに -e オプションをつけた時に表示される名前 (Android SDK Tools の場合は tools) を指定してもよい。
各オプションの意味は以下のとおり。
-a (-all) : すべてのパッケージを対象にする
-u (--no-ui) : GUIを使用しない
-t (--filter) : 指定されたパッケージのみを対象にする