背景
データ復旧時、初めからTime Machineを有効にしていたら仮想マシーンのディスクイメージが半端な状態で大量にバックアップされてしまい、せっかくのTime Machine用ストレージが無駄に浪費。初日からディスク容量が足りなくてバックアップ失敗の悲劇。
Backups.backupdb以下はrootでも消せない
というわけで、一度Time Machineのデータを初期化しようとrootになってrm -rfしようとしたらOperation not permittet。OS Xにはrootでも消せないファイルがあるんですね。
脱法コマンド
いざという時のために、Time Machineの権限を持った状態で他のコマンドを起動するコマンドが用意されているようです。実行したいコマンドを引数にrootから実行してやればOK。
$ sudo /System/Library/Extensions/TMSafetyNet.kext/Contents/Helpers/bypass \
> rm -rf /Volumes/<Time Machine>/Backups.backupdb
bypassコマンドの置き場所はOS Xのバージョンごとに若干変更があるようなので、TMSafetyNet.kextの下でfindすると良いかもしれません。ちなみにEl Capitanでは上記のパスで問題ないはず。
Time Machineが混乱するといけないので、一度設定を完全にOFFにした状態でBackups.backupdbを丸々削除しました。
注意
部分的な削除や特定の日にちのデータを丸ごと削除した場合にTime Machineが整合性を保てる保証はないので、丸々消したいけどフォーマットはしたくない、という場合に限定して利用するのが良いかと思います。私の場合、救済した1TBのディスクイメージが同じボリュームに転がっていました。