はじめに
ディスクに修復不能なエラーが見つかり、リカバリーモード(Command + R)で起動してターミナルからディスクのデータ退避作業。UNIX使いならdd、tar、ssh、rsyncなど、お気に入りのコマンドを使って復旧作業を始めると思うのですが、ここで1つ重大な問題。なんとTerminal.appが唯一の戦友、みたいな状況だというのに、悠長にもパワーマネージメントが動作しているのです。さすがAppleエレガント!そこにシビれる、あこがれるゥ……なので、
# dd if=/dev/disk3 of=/Volumes/Heaven/will-be-disk3.img ...
などと叩いて一晩寝たら、まんまとスリープしていて唖然、みたいな事に。V-USBのマウスのサンプルでも使ってひたすら動きまわるだけの似非USBマウスでも作ってやろうかと思ったのですが、ぐっとこらえてググった結果、きちんとありました、コマンドラインからパワーマネージメントを制御する方法。
pmset
# pmset -a sleep 0
これで完璧。詳しくはmanで検索。
おわりに
今回データが500GBほどあったので、USB3.0接続の2TBのポータブルディスクを買って、そこへ一時退避しました。使い終わった後はTime Machineに利用するつもりなので、もう二度とpmsetのお世話になることはないでしょう。