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Digdagでruby/python間で変数を渡す

Last updated at Posted at 2016-06-16

TreasureDataの新しいOSSのDigdagが先日パブリックリポジトリになりました。

今度、ゲームサーバ勉強会で初心者向けのデモとかをしようと思ったので、簡単なサンプルを紹介します。

DigdagはOperatorを利用することで様々な処理を簡単に呼べるようになっています。
http://www.digdag.io/operators.html

まだ、TreasureData向けのものがまだ多いのですが、このOperatorが増えると、分析エンジンとの連携が容易になるかと思います。作り方はそのうちドキュメント化されるのではないかと思います。

さて、今回の紹介では、CSVファイルをEmbulkでPostgreSQLにロードし、Rubyで集計し、その結果をPythonに渡して、Slack通知するというワークフローです。

ワークフローの内容

下記がワークフロー全体です。

_exportではワークフロー全体に対するパラメータを設定します。Rubyノスクリプトを使う場合にはここでrequireする必要があるみたいです。

+~の~の部分は任意の名前を付与できます。その下にオペレータとして、embulkやrubyやpythonを利用しています。

mydag.dig
timezone: UTC

_export:
  rb:
    require: 'tasks/myworkflow'

+dataload:
  embulk>: demo/config.yml

+pg_calc:
  rb>: MyWorkflow.pg_calc

+slack:
  py>: tasks.MyWorkflow.slack

RubyではスクリプトではMyWorkflowというクラスにpg_calcというメソッドを定義しています。
またそこではローカルのPostgreSQLに対してクエリを投げて、その結果をDigdag.env.storeに対して値を代入しています。
Digdag.env.storeを利用することでDigdagのワークフロー全体に対して変数を受け渡すことができます。

myworkflow.rb
class MyWorkflow
  require "pg"

  def pg_calc
    conn = PGconn.connect('localhost',5432,'','','postgres','takahashi','')
    q    = "select count(1) as cnt from test"
    begin
      result  = conn.exec(q)
      Digdag.env.store(query_result: result[0]['cnt'])
    ensure
      conn.finish
    end
  end
end

Pythonのスクリプトでは、slackというメソッドの引数にRubyで利用したquery_resultを引数として受け渡しています。
これにより、RubyからPythonに対して変数が渡されて、SlackにCOUNTした値が通知されます。

__init__.py
class MyWorkflow(object):
    def __init__(self):
        pass

    def slack(self, session_time = None, query_result='0'):
        import requests
        import json
        requests.post('https://hooks.slack.com/services/XXXx/XXXX/XXXXX', data = json.dumps({
          'text': "レコード件数は{result}件です".format(result=query_result),
          'username': u'digdag',
          'icon_emoji': u':ghost:',
          'link_names': 1,
        }))

ワークフローの実行

設定したワークフローを元に下記をを実行すると処理が開始され、最終的にはSlackに通知が行われます。

$digdag run mydag.dig

また、Digdagでは一度成功したタスクについては、digdag runを行っても処理はスキップされます(session_timeを設定している場合は異なる)。
そのため、再実行するときは、digdag run mydag.dig --rerunを行います。

簡単ですが、変数の受け渡し方法について説明しました。
詳細は下記を参照してみてください。
http://www.digdag.io/ruby_api.html

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