2年前から個人でiPhoneアプリを作り始め、リリースしたアプリ数も19本になりました。アプリの全PV数は月間200万PVを超え、売り上げも非常に安定してきました。そのうち95%のアプリがバックエンドにGoogleAppEngineを利用しているのですが、今の安定があるのはAppEngineだからだと思っています。ということで、この2年間の経験を踏まえ「個人開発でAppEngineを使う4つの理由」を書いてみようと思います。
#1.Eclipseでテストからリリースまでできる#
タイトル通り全てEclipse上で完結することができます。アイデアが浮かんだら開発・テストをおこない、あっという間にリリースできます。
#2.勝手にスケールアウト#
開発者はプログラムだけに集中することができます。開発してデプロイした後は、勝手にスケールアウトしてくれます。スケールする仕組みを自分で考える必要はありません。あとはGoogleの一流のインフラエンジニアがどうにかしてくれます。
#3.めちゃくちゃ安い#
利用した分だけ料金を支払えばそれで終わりです。つまり、アクセスが発生しない時間帯はタダ同然です。しかも無料枠もあります。EC2のようなIaaSを使った場合は確保したリソースに対して課金が発生しますのでアクセスなくても料金が発生します。ちなみにGAEの運用で未だに1日1ドルかかったことがありません。
#4.知識が増えるとさらに安くなる#
知識によって料金を抑えることができます。例えば、(基本的すぎる話ですが)無料のMemcacheを利用することでデータストアへの参照を大幅に削減できたりします。また、GAEの管理画面から立ち上がるインスタンスの数も制御することができます。
以上が自分がGAEを利用する4つの理由です。逆に運用で利益を出すことを考えると、もはやGAE以外の選択肢がない状態です。個人で開発する場合GAE以上のプラットフォームがないので使っているという感じです。もし自分で何かしらサービスを作って世の中に出したいのであればGAEはとてもオススメです。