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errbitをHerokuに置いて簡単Railsアプリエラー管理

Last updated at Posted at 2016-01-28

Herokuのアカウントが作成済みなら15分もあればできてしまうと思います。

準備

Herokuのアカウントがなければ作り、Heroku toolbeltを入れるなど初期セットアップを済ませておいてください。

1:Herokuにデプロイする。

errbitのgitになんとHerokuにデプロイするボタンがあります。
https://github.com/errbit/errbit/blob/master/docs/deployment/heroku.md

  • 「Deploy to Heroku」をクリック

    -> Herokuのサイトに遷移してデプロイ完了。

2:Herokuにデプロイしたerrbitをローカルにクローン

ターミナルでerrbitを置きたいディレクトリに移動。
git cloneでローカルにクローン。
giturlはherokuのアプリのSettingsのページを見ると書いてあります。
Settingsのページはこのまま開いておいてくださいね。

3:errbitの設定

ログインユーザーの設定

db:seedを編集

  • ローカルにクローンしたerrbitプロジェクトのdb/seed.rbを編集して最初のログインユーザーを設定します。
db/seed.rb
# Create an initial Admin User
admin_username = "ユーザー名"
admin_email = "メールアドレス"
admin_pass  = ENV['ADMIN_PASS']

user.name = '任意のAdmin name' # 変えなくてもOK

パスワードは環境変数に入れました。

Herokuで環境変数を設定

先ほど開いておいたHerokuのSettingsのページに"Config Variables"という項目があります。
Reveal Config Vars というボタンをクリックすると環境変数の一覧が出ます。
そこにKey: ADMIN_PASS、Value:任意のパスワードを追加します。

New Relicを追加

Herokuは無料プランだと1時間アクセスがないとDynoがアイドル状態になるので、これを回避するためにNew Relicというパフォーマンス監視サービスを導入します。

これについては詳しく説明しているページが色々あると思うのでわからなければ調べてみてください。ここでは手短にやり方だけを載せます。

  • Gemfileに以下を追加してbundle install
Gemfile
gem 'newrelic_rpm'

変更内容を適用

  • gitでローカルの変更内容をpush
  • herokuでnew relicアドオンを追加
  • db:seedを適用
$ git add .
$ git commit -m "change: db:seed, add: new relic"
$ git push origin master
$ heroku addons:create newrelic:wayne
$ heroku run rake db:seed
$ heroku open

heroku openでerrbitのアプリを開き、次の設定に進みます。

4:監視するアプリの設定

  1. errbitのアプリに先ほど設定したメールアドレスとパスワードでログインします。
  2. Appsのページの __Click here to create your first one__をクリックすると監視先アプリの情報のフォームが出ます。
    必要な内容を入力してフォームを送信します。
    SEND NOTIFICATIONS TO ALL USERSにチェックを入れるとエラー通知のメールが届くようになります。
  3. 監視対象のアプリのGemfileに以下を追加してbundle install
Gemfile
group :production, :staging do
	gem 'airbrake, '~> 5.0'
end
  1. config/initializers/errbit.rbを作成し、以下のerrbitのアプリ設定完了ページのところに書いてある内容をコピペ。以下の最後の一行を追加するとdevelopmentとtest環境を除外できます。
config/initializers/errbit.rb
Airbrake.configure do |config|
  config.host = 'errbitのアプリ設定で書いてある内容'
  config.project_id = true
  config.project_key = 'errbitのアプリ設定で書いてある内容'
end if Rails.env.production?

監視対象アプリをデプロイしたらOK。これでerrbitが使えるようになりました。

デプロイでエラーが出た場合

バージョンのタイミングが悪かったようですが、私はこのままデプロイしたら以下の様なエラーが出ました。

Airbrake::Error: the 'default' notifier isn't configured

airbrake-rubyのv1.0.2あたりでのみ出ている問題のようでしたので、その場合はGemfileのproduction, stagingグループ内にairbrake-rubyをバージョン指定して追加してbundle installして再度デプロイします。

Gemfile
group :production, :staging do
	gem 'airbrake-ruby', '~> 1.0.3'
end

参考:https://github.com/airbrake/airbrake-ruby/issues/28

5:errbitを更に細かく設定する

errbitでは各種configの値を環境変数で持っています。
パラメーターの一覧は公式ページにあります。
https://github.com/errbit/errbit/blob/master/docs/configuration.md

何も設定しないとエラーが出た時にerrbit@example.comというアドレスからメールが来るので、ERRBIT_EMAIL_FROMはお好みのアドレスに変更すると良いのではないでしょうか。他の項目は適宜どうぞ。

以上です。

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