Paypal Tech Meetup #2(2016/06/15開催)に参加してきました。
今回は同僚の@jkkchさんがerisを使ってブロックチェーンのデモをする、しかもトリでという事でやや緊張しながらの参加。PayPalもしくはBraintreeのAPIを使ったアプリを使った5分間のプレゼンが参加要件で、皆さん様々なアイディアをプレゼン。しかも池澤あやか(いけあや)さんとTechCrunch編集長の西村さんという豪華審査員。ゲロ吐きそうになりながらのプレゼンはなかなかすごい。
私自身もAPI Meetupというコミュニティを運営していますが、全く違った参加者層にまず驚きました。昨年参加したBattle Hack Tokyo 2015の時もそう感じましたが、コンシューマーサービスを中心としたアイディアたち、特に若いエンジニアが多いのは決済サービスのPaypalイベントならではかもしれません。
最近、デモイベントやハッカソン、アイディアソンについて出来るだけ沢山の情報を見るようにしていますが、日本と海外、特に西海岸とでは多少方向性に違いが出てきている印象を持っています。日本の場合はフリーランスの方や大企業内部で個人的に野望を持って技術力を磨いている方が多く参加しているイメージがあります。もちろんスタートアップ企業の方が自身のビジネスを引っさげて挑戦している場合もあると思います。
一方で、米国のイベントだとスタートアップが沢山参加しており、短期的なビジネス発展のためにイベントを利用している人すら多いという印象を持っています。また、先の記事にも関連しますがエンジニア人材の流動性(転職マーケット)も大きな影響要素とも言えます。その背景にはこんな違いが影響しているのではないかと。
・米国など海外と比べた場合のスタートアップ企業の絶対数の違い
・企業の中のCIOや情シス部門の立ち位置の違い
・ベンダーやSIerなど日本独特の事業ストラクチャー
ちなみに、日米のハッカソンに参加したレポートも幾つか記事があります。
【アメリカと日本でハッカソン参加してみた】IoTトレンド Webの開発者も続々と参入する理由とは?
http://blog.btrax.com/jp/2015/03/18/iot-tech-trend/
サンフランシスコと日本のハッカソンは何が違うのか?
http://www.fashionsnap.com/the-posts/2015-10-24/hakkason/
ハッカソン/アイデアソンとは? その類型と特徴、開催事例
http://www.buildinsider.net/hub/hackideathon/01
PayPalという米国の巨大なイノベーターが日本で展開するデモイベントには今後も注目していきたいです。