はじめに
研究でKNPが必要になったので、現在使用しているWindows 7 64bit環境に導入してみました。
備忘録として残します。
KNPは京都大学の黒橋・河原研究室で開発された日本語構文・格・照応解析システムのことです。
文を入れると単語同士の関係性を下の画像のように表示してくれます。
JumanはKNPで構文解析する前に行われる形態素解析器です。
参考にした情報は以下です(ありがとうございました!):
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pythonでの使用時(英語) PyKNP: KNP/JUMAN for Python
必要なもの
pythonのバインディング: pyknp(pyknp-0.22.tar.gz をダウンロード)
導入手順
- KNP, Juman, pyknp をインストールする
- KNP Ver.4.11を実行する。フォルダは何も指定しなければ
C:\Program Files\knp
になります。
- Juman Ver 7.0も同じように実行し、インストールする。
フォルダは何も指定しなければC:\Program Files\juman
になります。
- pyknp-0.22.tar.gz を解凍する。
コマンドプロンプトでpyknp-0.22フォルダ下に入り、下記のようにインストールすれば完了。python setup.py install
- KNP Ver.4.11を実行する。フォルダは何も指定しなければ
- 環境設定を行う
- <スタート>→<マイコンピュータ>右クリック→<プロパティ>→<システム詳細設定>→<環境変数>と進み、
システム環境変数のPathに以下を追加。
※knpをjumanのフォルダが存在するPathを指定してください。C:\Program Files\knp;C:\Program Files\juman
- <スタート>→<マイコンピュータ>右クリック→<プロパティ>→<システム詳細設定>→<環境変数>と進み、