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jQuery その先のUIアニメーション

Last updated at Posted at 2015-03-08

jQueryを使わないでアニメーションしたくはないでしょうか

別に興味ないですか。私は興味あります。

ブレイクスルーJavaScript フロントエンドエンジニアとして越えるべき5つの壁―オブジェクト指向からシングルページアプリケーションまでを注文しました。

jQueryその先へ、とかそういう文言が今熱いのか。
積ん読たまってて読めるかまったくわからないんですけど。

書籍とは離れますが、jQuery を使用しないでどこまでアニメーションに耐えられるのか、ちょっとやってみました。

https://github.com/tkdn/postjQueryAnimate
※ jQuery は2~使ったので、IE10~,Chrome,Safari,Firefoxいずれも最新くらいがターゲット

Velocity.js という選択

最初はCSSアニメーションでなんとかと思ってたんですが、途中で挫折、jQueryの.animateを使わないでFPSを設定、数値の変更なんか自前でやってられないのと、パフォーマンスが優れているということで、Velocity.jsを選びました。

jQueryのプラグインであるかのような誤解が生まれていますが、スタンドアローンとしても使えます。今回は公式にもあるような使い方で、browserify で。

2つのソース

jQueryだとこんな感じ

$(function() {
  var action = (function(jqObject) {
    var content = jqObject.next('.content');
    var contentParent = content.parent();
    if(contentParent.hasClass('active')){
      content.slideUp('250',function(){
        contentParent.removeClass('active');
      });
    } else {
      contentParent.addClass('active');
      content.slideDown('250');
    }
  });
  $('.jq-accordion').on('click', function(event) {
    event.preventDefault();
    action($(this));
  });
});

actionでアコーディオンに関する動きをひとまとめにしてます。動きをバインドさせたい要素(jQueryオブジェクト)を引数として、

  • 隣接する次要素.contentをアコーディオンの内容とし、これをアニメーション(slideUp,slideDown)
  • その親要素(リポジトリではli)に活性非活性のクラスactiveをtoggleさせ、UIとしての状態を明示、アクションのshow/hideを決めてる
  • 最後に.jq-accordionの要素にactionをバインドさせてる

みたいな感じです。ありがちですね。

これをVelocity.jsとブラウザネイティブでやる

Velocity.js をモジュールとしてロード、グローバル空間にexportしてやる。npm で検索して出てくる、velocity.jsは全く別物なので注意。velocity-animateが本物。

リポジトリではnpm installしたら必要なの全部落ちてきます。

var Velocity = require('velocity-animate');

魔法のrequireでOK。あとはbrowserifyしてあげるだけ。

ソース

document.addEventListener('DOMContentLoaded', function(event) {
  var accodionContents = this.querySelectorAll('.js-accordion + .content');
  for (var i = 0; i < accodionContents.length; i++) {
    var height = accodionContents[i].offsetHeight;
    accodionContents[i].setAttribute('data-height', height);
    accodionContents[i].style.height = 0;
  }
  var action = (function(elemObject){
    var content = elemObject.nextElementSibling;
    var contentParent = elemObject.parentElement;
    var contentHeight = content.getAttribute('data-height');
    if(contentParent.classList.contains('active')){
      contentParent.classList.remove('active');
      Velocity(content, { height: 0 }, 250);
    } else {
      contentParent.classList.add('active');
      Velocity(content, { height: contentHeight }, 250);
    }
  });
  var actionElem = this.querySelectorAll('.js-accordion');
  for (var i = 0; i < actionElem.length; i++) {
    actionElem[i].addEventListener('click',function(event){
      event.preventDefault();
      action(this);
    });
  }
});

jQuery使ってるとおまじないのように、$(function(){...});でDOMREADYで実行させてるのもちゃんとやる。documentのDOMContentLoadedイベントで実行です。

あらかじめ隠しておいた要素に height: auto; を適用するのは無理

jQueryの時とちょっと違うのは、高さを考えないとうまくいかないってことでした。

Velocity(elem, { height: 'auto' }, 250);

みたいなことは出来ない。jQueryの時は要素をdisplay:none;していてもアニメーションできていたけど、Velocity.jsではできない。

ちなみに、CSS3 transition はlength, percentageしか受け付けないのでもちろんautoは値として無理、max-heightmargint-topのネガティブマージンでなんとかしてるのを見たんだけど、もうcssでごちゃごちゃやりたくないんですよ。

というわけで、jsでなんとかした。

  var accodionContents = this.querySelectorAll('.js-accordion + .content');
  for (var i = 0; i < accodionContents.length; i++) {
    var height = accodionContents[i].offsetHeight;
    accodionContents[i].setAttribute('data-height', height);
    accodionContents[i].style.height = 0;
  }

そもそもdisplay:none;しない、DOMloaded時には高さがある状態を作って、そいつらの高さをdata-height属性としてDOMに埋め込み、style属性にheight:0;をセット、をforで回す。全然スマートじゃない気がするけど。

あとは、IE8.9 あたりじゃ使えないのを使います。classListとかそうですね。

ハマりかけたaddEventListenerのところ

document.querySelectorAll('.js-accordion').addEventListener('click',function(){
...
});

みたいなことしたらできないですよね。document.querySelectorAll('.js-accordion')が返してくるのdocumentにある要素全ての配列だから。なので、回して各要素にバインドさせる。

ちょっと気になってるところ

jQueryでもVelocityでもdurationは250msのはずなんだけど、Velocityの方が早い気が…。


やってみて思ったんですが、ベストはjQuery+Velocityで今のところはいいじゃないか、とも。本末転倒ですかそうですか。

本日は以上です。

参考

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