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Vue.js を使ってみた

Last updated at Posted at 2016-06-12

はじめに

JavaScript プログラムで、テンプレートによるレンダリングするのに Underscore.js 、Handlebars.js 、JsRender を使ってみたり、データバインディングするのに Backbone.js および backbone.stickit を使ってみたりしました。記述量を減らしたくて使っているのに、意外と記述量が多くなります。特に、データ(モデル)に単純な JavaScript のオブジェクトや配列でいいってときに、Backbone は面倒だったりします。もっと簡単に使えるものはないか探したところ、Vue.js がよさそうでした。

Vue.js とは

Vue.js は、MVVM と呼ばれる設計パターンを採用しているフレームワークです。Model 、View 、ViewModel の3つでアプリケーションを構築します。双方向データバインディングを行うのが主な役割です。

公式 vue.js

Vue.js を使ってみた

・Vue.js 2.0

インストールする

以下のページからダウンロードします。
インストール - vue.js

以下のファイルをワークスペースにコピーします。

lib
    vue.js

使用します。

    <script src="lib/vue.js" type="text/javascript"></script>  

テンプレートによるレンダリング

データオブジェクトの内容を <div> で指定した場所に表示します。

まず、表示するデータを準備します。

<script>
    var name = "Vue.js";

次に、テンプレートを含む HTML コードを準備します。データを表示する場所は {{ ◇◇ }} です。

    <div id='root'>
      <p>Hello, {{ name }}.</p>
    </div>

v-text ディレクティブで指定する書き方もできます。

    <div id='root'>
      <p>Hello, <span v-text='name' />.</p>
    </div>

Vue クラスのインスタンスを生成します。このとき、表示するデータを data 、表示する領域を el に指定します。

<script>
    new Vue({
      el: '#root',
      data: {
        name: name
      }
    });

{{ ◇◇ }}data に指定されたオブジェクトのフィールド ◆◆ の値がセットされます。
これは単純なレンダリングでなくデータバインディングされています。
◆◆ の値を変更すると {{ ◇◇ }} の位置に表示されている内容も変わります。

ユーザ入力に対するデータバインディング

<input> に入力してデータオブジェクトの内容を変更できるようにします。

まず、<input> を含む HTML コードを準備します。表示するときに使った v-text の代わりに v-model ディレクティブを使ってバインドするフィールドを指定します。

    <div id='root'>
      <p>Hello, <span v-text='name' />.<p>
      <input v-model='name'>
    </div>

データオブジェクトを準備して、Vue のインスタンスを生成します。

<script>
    var name = "Vue.js";
    new Vue({
      el: '#root',
      data: {
        name: name
      }
    });

リストをレンダリングする

配列の内容を <ul> で指定した場所に表示します。

まず、表示するデータを準備します。配列を含むオブジェクトです。

<script>
    var items = [
      { name: "jQuery" },
      { name: "Backbone.js" },
      { name: "Vuejs" },
    ];

次に、テンプレートを含む HTML コードを準備します。
繰返して表示したい <li><template> で囲み、そこに表示したいデータを v-for ディレクティブで指定します。v-for='△△ in ○○' のように配列 ○○ から要素を取出し △△ で受取り、{{ △△.◇◇ }} のようにフィールド ◇◇ の値を表示します。

    <ul id='root'>
      <template v-for='item in list'>
        <li>{{ item.name }}</li>
      </template>
    </ul>

<template> を使わず <li> に直接 v-for を指定しても構いません。

    <ul id='root'>
      <li v-for='item in list'>
        {{ item.name }}
      </li>
    </ul>

Vue のインスタンスを生成します。

<script>
    new Vue({
      el: '#root',
      data: {
        list: items
      }
    });

ユーザ入力をハンドリングする

ユーザ入力に対して指定したメソッドを実行できるようにします。
v-on ディレクティブで、取得したいユーザ入力と、実行したいメソッドを指定します。

    <div id='root'>
      <button v-on:click='addCount'></button>
      <p>count: {{ count }}</p>
    </div>

取得できるユーザ入力は、click などの DOM イベントです。

実行するメソッドは、Vue インスタンスを生成するときに methods プロパティで指定できます。

<script>
    var count = 0;

    new Vue({
      el: '#root',
      data: {
        count: count
      },
      methods: {
        addCount: function(){
          this.count += 1;
        }
      }
    });

チュートリアル

ここまで基本が分かると、以下のチュートリアルは容易に理解できると思います。
はじめに - vue.js

以下のページも参考になります。
とりあえず試してみたいって方のための Vue.js 入門 | phiary
Vue.jsから手軽に始めるJavaScriptフレームワーク - Qiita

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