LoginSignup
12

More than 5 years have passed since last update.

JIRAやConfluenceのテスト環境を簡単に作る3つの方法

Last updated at Posted at 2015-12-18

こんにちは。
Atlassian Expert の一員として、JIRA や Confluence のアドオン開発や導入支援をしている者です。

Atlassian 製品は開発サイクルが速く、次々と新しいバージョンがリリースされます。
新しいバージョンがリリースされたら出来るだけ早く新機能や変更点を確認したいですよね。
そんなときに使える、クリーンなテスト環境を作る方法を紹介します。
ちなみに今回の記事は Server 版を対象にしています。

Windows インストーラを使う

普段使いのパソコンが Windows の場合はこの方法が最も手っ取り早いでしょう。
Atlassian のウェブサイトからインストーラをダウンロードして実行するだけです。
インストーラのウィザードにそって進めるだけなので特に難しいこともありません。

JIRA 7.0 のインストール方法はこちら。
https://confluence.atlassian.com/adminjiraserver070/installing-jira-applications-on-windows-749382631.html

仮想マシンを使う

VirtualBox や VMWare などの仮想マシンを使う方法です。
OS や JIRA/Confluence のセットアップを毎度手動で実行するのは手間なので、私は Vagrant でシェルスクリプトを実行させています。

Github で Vagrantfile を公開しています。
https://github.com/thirota/atlassian-vagrant/tree/master/centos-6.7/jira-software-7.0
https://github.com/thirota/atlassian-vagrant/tree/master/centos-6.7/confluence-5.9

VirtualBox と Vagrant がインストールされていれば、vagrant upで CentOS が立ち上がり、JIRA が起動します。あとは、Web ブラウザで JIRA のセットアップウィザードをいつも通り実行します。
テスト用のため、データベースは内蔵DB、localhost:18080でポートフォワードさせています。

私がいつも使っている Vagrantfile では、上述のスクリプトをもう少しカスタマイズして PostgreSQL のインストールや設定ファイルの書き換えなどもやっております。

Atlassian SDK を使う

開発者向けの開発キット(SDK)を使う方法です。
SDK と聞くと少し敷居が高く感じられますが、手順さえ覚えればそれほど難しい方法ではありません。

簡単に手順をまとめると・・・

これだけで、開発者ライセンスや初期設定の完了した Charlie Lawson's JIRA が起動します。簡単ですね!
起動まで時間がかかることと(特に初回)、ディスクの空き容量にご注意ください。

charlie-jira.png

まとめ

私はJIRAやConfluenceのセットアップウィザードの挙動を確認したいことも多いので、2番目に紹介した VirtualBox+Vagrant の構成を最も多用しています。
上記で紹介した以外にも、AWS の AMI イメージや、Docker イメージを使う方法もありますが、私は実戦投入していないため、今後の学習課題にしたいと思います。

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
12