まえおき
Heroku を操作するにはシェルで heroku コマンドを利用する必要があります。
heroku コマンドを利用するには事前にインストールする必要があります。 ←当たり前
Ubuntu ではパッケージやリポジトリが用意されていて簡単にインストールすることが可能ですが、CentOS でも特に難しくありません。
本記事では、ユーザの home にセットアップした際の手順を紹介します。
公式情報
2016-12-15 の投稿で新バージョンのリリースがアナウンスされました。
新バージョンは Node.js で書かれていて Windows において3倍以上の性能向上を果たしたようです。
新バージョンでは公式ページにおいてもインストールスクリプトを利用しないシンプルなセットアップ手順が紹介されています。
成功した環境
- CentOS 6.8 x86_64
- ユーザの home に rbenv がセットアップされている
- rbenv に ruby 2.3.1 がセットアップされている
具体的には、下記手順で構築した環境を利用しました。
https://github.com/matsueoss/hiyaoroshigo/wiki/Minimal-steps-to-install-our-Rails
しくみ
heroku コマンドは、単にアーカイブを展開してパスを通すだけで動くようになります。
手順概要
- 公式手順を参考にツール本体のアーカイブをダウンロード
- アーカイブを展開
- パスを通す
実践
ほとんど公式手順そのままです。
$ wget https://cli-assets.heroku.com/branches/stable/heroku-linux-amd64.tar.gz
$ tar xf heroku-linux-amd64.tar.gz
$ sed -i -e "/^export PATH$/i PATH=\$HOME/heroku/bin:\$PATH" ~/.bash_profile
$ export PATH=$HOME/heroku-client/bin:$PATH
heroku --version
でエラーが出なければ成功です。
heroku-linux-amd64.tar.gz は消してしまって問題ありません。
参考情報:古いバージョンを使っていた人へ
アーカイブに含まれるツリーのトップディレクトリ名が変更になっています。パスを通す場合にご注意ください。
旧:heroku-client
新:heroku