LoginSignup
9
7

More than 5 years have passed since last update.

JavaScriptでWrite once, run anywhere

Last updated at Posted at 2016-08-12

愚痴

  • 車輪の再発明したくない(見飽きた、モチベーションあがんない)
  • スマホとかOSのアップデートとかに引っ張られてアプリの保守したくない
  • 同じビジネスロジックをいろんな環境(プログラミング言語)で書きたくない
  • サービスの本質の部分に時間を割きたい
  • 極力作りたくない病(保守するものが増える)

やりたいこと

  • パラメータ受け取ってJSONを返す関数(ビジネスロジック)を共通化
  • 色々な環境からコールができる、古いコードも動くJavaScriptが良さげ(サーバサイド、フロントエンド、ネイティブコール、デスクトップアプリ化)
  • Firebaseぽくローカルとサーバのデータを同期させたい(オフラインでも動く)
  • 速度?セキュリティ?なにそれおいしいの?
  • Java?いえ、知らない子ですね

動かしたい環境

  • Rest APIとして提供(NodeJS)
  • ブラウザ(Chrome,Mobile Safari,IE)
  • スマートフォンネイティブ(iOS,Android)
  • デスクトップアプリ(Windows,Mac OSX)

実現方法

  • ビジネスロジックはNodeJSのモジュールとして記述し、Browserifyでブラウザモジュール化
  • iOS、AndroidはWebView経由でJavaScript関数コール
  • ストレージはlocalStorageDBでローカル保存、サーバ同期
  • Electronでデスクトップアプリ化

イメージ

スクリーンショット 2016-08-08 16.59.54.png

Why localStorageDB?

  • SQLiteとかだとそれぞれの環境でDB呼び出しの実装が必要(めんどいというか本末転倒
  • localStorageだと守備範囲広い
  • 単純なlocalStorageだとKVSなので検索とかしたいし
  • 少し工夫したらNodeJSでも使えたのでブラウザ間とのデータ同期に使えそう
  • ブラウザにもよるけどlocalStorageの上限5MBほどらしいのでイメージとかバイナリ保存には向いてない

やってみた

サンプルソースおいてます。
GitHub:https://github.com/teradonburi/bridge

配布物

  • NodeJSサンプル(Rest API)
  • ブラウザサンプル
  • iOS、Androidサンプル(WebView経由で呼び出し)
  • PCアプリサンプル(Electron)

gulpで自動化

コード修正したら面倒くさい作業はgulpで自動化

  • NodeJSサーバ再起動(execSync)
  • ブラウザ再読み込み(gulp-webserver)
  • 単体テスト(jasmine-node)
  • コードレビュー(grunt-plato)
  • APIドキュメント作成(gulp-yuidoc)
  • ブラウザコード化(Browserify)
  • PCアプリ生成(electron-packager)

データ同期の仕組み

  • ページ表示にサーバからデータ同期(全ユーザデータ読み取り)
  • オンライン状態はローカルデータ書き込み時にサーバに自ユーザデータを同期
  • オフライン→オンライン時にサーバとデータ同期
  • 他ユーザデータが更新されたらWebSocketでプッシュ受信でローカルデータ更新
  • 自ローカルで他ユーザ更新はやらない(同期時にデータ整合性取れなくなるので)

本当にWrite Once?

  • WebViewからの呼び出し部分はOS依存(iOS、Android)
  • Electronのバージョンアップに依存

修正範囲は狭くなるけど、OSのバージョンアップされたら保証は無理ぽ

課題

  • HTMLをローカルファイルにして提供するとクロスドメインの問題が・・・(サーバ側でCORS許可するかローカルファイルやめてHTMLページをサーバ提供に?
  • 別のPCアプリからElectronアプリのAPIコール(プロセス間通信)したい場合、どうすりゃいいの?・・・(いっそElectronのメインプロセス側にNodeJSのHTTPサーバを立てる?
  • GUIコンポーネントもライブラリ化したい
9
7
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
9
7