raspberry pi 上でIPythonを起動しておき、外部から接続して利用したい。
この機能を実現するための作業ログ。
ちなみに利用環境は次の通り。
$ python --version
Python 2.7.9
sudo apt-get install ipython ipython-notebook
sudo apt-get install python-matplotlib python-scipy
sudo apt-get install python-pandas python-sympy
ipython notebook
これでIPython自体のインストールが完了。
次に、外部から接続できる環境を構築する。
sudo pip install jupyter
JupyterのインストールはこれでOK。
外部接続環境用の設定ファイルを作成する。
はじめに、ipythonを起動してJupyterログイン時のパスワードを設定する。
$ ipython
In [1]: from notebook.auth import passwd
In [2]: passwd()
Enter password: <パスワードを入力>
Verify password: <パスワードを再入力>
Out[2]: 'sha1:<ハッシュ化されたパスワード>'
ハッシュ化されたパスワードをコピーしておく。
次に、設定ファイルを作成する。
$ mkdir ~/.jupyter
$ vim ~/.jupyter/jupyter_notebook_config.py
~/.jupyter/jupyter_notebook_config.py
c = get_config()
# matplotlibで描画したものがnotebook上で表示できるようにする
c.IPKernelApp.pylab = 'inline'
# 全てのIPから接続を許可
c.NotebookApp.ip = '*'
# IPython notebookのログインパスワード
c.NotebookApp.password = 'sha1:<ハッシュ化されたパスワード>'
# 起動時にブラウザを起動させるかの設定(デフォルトは起動させる)
c.NotebookApp.open_browser = False
# ポート指定(デフォルトは8888)
c.NotebookApp.port = <接続ポート>
設定終了。
動作を確認する。
jupyter notebook
外部マシンのブラウザから http://<ipアドレス>:<接続ポート>
に接続する。
パスワードを尋ねられるので、上で設定したパスワードを入力してログインする。