この手順の目的
CloudFormationのテンプレートを検査(バリデート)します。
作業対象
- CloudFormationテンプレート
標準時間
8分
前提条件
作業権限
CloudFormationへの権限
CloudFormationに対してフル権限があること。
作業環境
AWS CLIのバージョン
以下のバージョンで動作確認済
- AWS CLI 1.11.102
コマンド
aws --version
結果(例):
aws-cli/1.11.102 Python/2.7.12 Linux/4.4.11-23.53.amzn1.x86_64 botocore/1.5.60
バージョンが古い場合は最新版に更新しましょう。
コマンド
sudo -H pip install -U awscli
開始条件
作業に必要なモノ・情報
作業開始には、以下が全て揃っていることが必要です。
-
設定ファイル用ディレクトリ
- 今回は"${HOME}/tmp/conf-cloudformation"を設定ファイルディレクトリとします。
ls ${HOME}/tmp/conf-cloudformation
- 存在しない場合は作成します。
mkdir -p ${HOME}/tmp/conf-cloudformation
-
テンレートファイル
-
検査の対象となるCloudFormationテンプレートファイルです。
-
今回は"BasicWebServerInVPC.template"とします。
-
- 準備
=======
まず変数の確認をします。
変数の確認
cat << ETX
AWS_DEFAULT_PROFILE: (0.1) ${AWS_DEFAULT_PROFILE}
AWS_DEFAULT_REGION: (0.2) ${AWS_DEFAULT_REGION}
DIR_CONF: (0.3) ${DIR_CONF}
FILE_INPUT: (0.4) ${FILE_INPUT}
ETX
結果(例):
AWS_DEFAULT_PROFILE: (0.1) <CloudFormationのフル権限が許可されているプロファイル>
AWS_DEFAULT_REGION: (0.2) ap-northeast-1
DIR_CONF: (0.3) ${HOME}/tmp/conf-cloudformation
FILE_INPUT: (0.4) ${HOME}/tmp/conf-cloudformation/BasicWebServerInVPC.template
変数が入っていない、適切でない場合は、それぞれの手順番号について作業を行います。
0.1. プロファイルの指定
プロファイルの一覧を確認します。
コマンド
cat ~/.aws/credentials \
| grep '\[' \
| sed 's/\[//g' | sed 's/\]//g'
結果(例):
iamFull-prjz-mbpr13
<CloudFormationのフル権限が許可されているプロファイル>
変数の設定
export AWS_DEFAULT_PROFILE='<CloudFormationのフル権限が許可されているプロファイル>'
0.2. リージョンの決定
変数の設定
export AWS_DEFAULT_REGION='ap-northeast-1'
0.3. 設定ファイルディレクトリの指定
変数の設定
DIR_CONF="${HOME}/tmp/conf-cloudformation"
0.4. テンプレートファイル名の指定
変数の設定
FILE_INPUT="${DIR_CONF}/BasicWebServerInVPC.template" && echo ${FILE_INPUT}
再確認
設定されている変数の内容を再確認します。
変数の確認
cat << ETX
AWS_DEFAULT_PROFILE: (0.1) ${AWS_DEFAULT_PROFILE}
AWS_DEFAULT_REGION: (0.2) ${AWS_DEFAULT_REGION}
DIR_CONF: (0.3) ${DIR_CONF}
FILE_INPUT: (0.4) ${FILE_INPUT}
ETX
結果(例):
AWS_DEFAULT_PROFILE: (0.1) <CloudFormationのフル権限が許可されているプロファイル>
AWS_DEFAULT_REGION: (0.2) ap-northeast-1
DIR_CONF: (0.3) ${HOME}/tmp/conf-cloudformation
FILE_INPUT: (0.4) ${HOME}/tmp/conf-cloudformation/BasicWebServerInVPC.template
- 事前作業
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1.1. 作業対象の状態確認
設定ファイル用ディレクトリが存在することを確認します。
コマンド
ls -d ${DIR_CONF}
結果(例):
<ディレクトリのフルパス名>
検査しようとしているcloudformationテンプレートファイル
"BasicWebServerInVPC.template"が存在することを確認します。
コマンド
ls -1 ${FILE_INPUT}
結果:
${HOME}/tmp/conf-cloudformation/BasicWebServerInVPC.template
- 本作業
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2.1. テンプレートのバリデーション
コマンド
aws cloudformation validate-template \
--template-body file://${FILE_INPUT}
結果:
(テンプレートの出力設定に応じた出力)
2.2. 結果の取得
変数の設定
RESULT_VALIDATION=$?
- 事後作業
===========
cloudformationテンプレート"BasicWebServerInVPC"が有効であることを確認します。
コマンド
echo ${RESULT_VALIDATION}