自分だけが使うぼっちWikiをGollumで作成したときのメモ。
GollumはデータベースにGitを使い、Markdownで書けるWiki。
Gollumの特徴は以下の通り。
- シンタックスハイライトや数式に対応している
- 様々な記法で書ける
- GitHub Flavored Markdown
- Textile
- reStructuredText
- MediaWiki
- などなど
-
gem
コマンドで簡単にインストールできる - データベースとしてGitを使うのでMySQLなどが不要
- Ruby+Sinatraで実装されている
- Rubyでマクロを書いて拡張できる
欠点は、日本語の扱いに気をつける必要があること(後述)。
Gollumのインストール
ICUという文字コード変換ライブラリに依存しているのでまずはそれをインストール。
# OS Xの場合
$ brew install icu4c
# Debian/Ubuntuの場合
$ sudo apt-get install libicu-dev
続いて、Gollum本体をインストール。
$ gem install github-markdown gollum
日本語の扱いについて
ページのタイトルに漢字を使うと、URLがピンイン(中国語のローマ字のようなもの)になってしまう。
タイトルは適当に英語で入力し、真の日本語タイトルは本文中でMarkdownの#
を使って書けば問題ない。
認証の設定
ぼっちWikiなので、他人に内容を見られてしまっては困る。
Gollumは普通のSinatraアプリと同じように、ユーザー認証をつけることができる。
こんな感じのauth.rb
を作成。
module Precious
class App < Sinatra::Base
use Rack::Auth::Basic, "Restricted Area" do |username, password|
[username, password] == ["user", "password"]
end
end
end
※Basic認証&ファイルにパスワード直書きなので、盗聴やパスワード漏洩の可能性がある。あくまでも気休め。
Gollumの起動
$ git init # 初回だけ
$ gollum --mathjax --config auth.rb --allow-uploads