状況に応じてトラックのボリューム(またはミュート)を制御する
ADX2を使ってやります。
このデモページの
http://www.criware.jp/adx2/demo/download_j.php
CRI Atom Craftアクションデモプロジェクト
を使います。
08-02_MusicSession
これの解説になります。
キューの構成
srcフォルダの中に「_MusicSessionSrc」というキューがあります。
これが再生されるキューです。
中に3トラックあります。
1トラックがドラム
2トラックが楽器
3トラックがリード楽器
で、これを再生するキューが、オレンジ色の「MusicStart」キュー
中に、アクショントラックがあります。
アクショントラックには、先ほどのSrcフォルダにあった「_MusicSessionSrc」のキューが設定されています。
(ドラッグで違うキューにもできる)
で、再生アクションが一つあるだけです。
まぁ、再生するだけなら先ほどのSrcのキューを直接鳴らしてもかまいません。
ドラムだけにする
3つトラックがあります。
それぞれ、
1トラックが、「_MusicSessionSrc」のキューのドラムのトラック
2トラックが、「_MusicSessionSrc」のキューの楽器のトラック
3トラックが、「_MusicSessionSrc」のキューのリードのトラック
1トラックのアクションの内容をみてみます。
再生パラメータアクションで、
再生パラメータがボリュームで、目標値が1、目標への速度が1となっています。
これは、
「このトラックのボリュームを1に1の速度であげる」というアクションです。
つまり、ドラムトラックが1の音量になる。
2トラックのアクションの内容をみてみます。
再生パラメータアクションで、
再生パラメータがボリュームで、目標値が0、目標への速度が1となっています。
これは、
「このトラックのボリュームを0に1の速度であげる」というアクションです。
つまり、楽器トラックが0の音量になる。ミュートされます。
まとめ
アクショントラックで、ターゲットをトラックにし
1トラック目の音量をあげる
2トラック目の音量をさげる
3トラック目の音量をさげる
で
1トラックのドラムだけの音になります。
この組み合わせが
それぞれキューで用意されています。
ドラムさげる
楽器さげる
リードあげる
全部のトラックを素早くあげる
「Music_All_FastIn」キューで
目標への速度が4になっています。 変化が4倍。
あと、全てのトラックが「あげる」
になっています。
これで、素早く全トラックの音が鳴るように変化します。
となっていたが(重要)
これ、LE版では可能ですが、
最新版では機能が制限されていてトラックをアクションターゲットにできない様子です。
最新版の方は次のリリースで修正予定とのことです。
変わりの方法紹介 ミュート制御
アクショントラックを3つ用意します。
先ほどの「_MusicSessionSrc」をアクションとします。(一つでもOKですが見やすさ優先)
1トラック目がミュート解除
2トラック目がミュート
3トラック目がミュート
となります。
キューを指定しているので、トラックインデックスを指定します。
0から始まりなので注意!
これで、ドラムだけといったキューになります。
まとめ2
アクションでキューを指定する
ミュートアクションを使う
トラックインデックスを指定する