Windowsを使い慣れていない人向けなので、普段からWindowsを使っている人には当たり前のことかもしれません。
いろんなしがらみの影響で管理者権限が与えられていないWindowsで業務を行なうということがある人もいると思います。
そういった業務を行なう際にもっと自動化をしたくなることもあるかと思います。Windowsの場合は(よほど古いバージョンで無い限り)標準でPowerShellという強力な環境が付いているのでこれを活用できますが、上記のように管理者権限を与えられていない場合、巷にあるようなSet-ExecutionPolicy
による実行ポリシーの変更が効かず、断念されている方もいるのではないでしょうか?
そういった環境下でもPowerShellを使える(はずの)やり方があるのでメモします。
(はず)と書いたのは、いつの間にか私の環境でのデフォルトの実行ポリシーがBypass
になっていて、Restricted
の環境下で本当に使えるかどうか不明だからです。
オプションをつけて起動する
答えは簡単で、PowerShellを起動する際に-ExecutionPolicy
オプションをつけてあげればいいだけです。
D:\Users\taku>powershell -ExecutionPolicy RemoteSigned
Windows PowerShell
Copyright (C) 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved.
PS D:\Users\taku> Get-ExecutionPolicy
RemoteSigned
-ExecutionPolicy
に実行したい権限を指定してあげてPowerShellを起動させれば上のように指定した権限が適用されます。
後は実行したいスクリプトを選んで実行させればいいだけです。
応用として、PowerShellのショートカットのプロパティのリンク先を下のように変更してあげれば、ショートカットから希望の実行ポリシーでPowerShellを立ち上げられます。