Rubyのウェブアプリケーションサーバにpumaというのがあります。
で、そのpumaにはコントロールサーバという仕組みがあります。その仕組みを使うと、指定したURLにHTTPリクエストを送るだけでpumaの再起動や停止が行えます。使い方は下記の通り。
$ puma -S tmp/puma.state --control unix://tmp/pumactl.sock & # 起動
$ pumactl -S tmp/puma.state restart # 再起動
$ pumactl -S tmp/puma.state stop # 停止
で、結論から言うと、まあタイトル通りなのですが、コントロールサーバを使うときは、上記だけでは少しおっかなく、トークン(--control-tokenオプション)も使った方が良いよ、ということです。何故か。下記のケースで少し面倒なことになります。
$ puma -S tmp/puma.state --control unix://tmp/pumactl.sock &
$ grep token tmp/puma.state
:control_auth_token: 87475081db4cf2d91e949f846fbcf69
$ puma -S tmp/puma.state --control unix://tmp/pumactl.sock & # ミスでもう一度起動してしまった
/home/takkkun/example/vendor/bundle/ruby/1.9.1/gems/puma-1.6.3/lib/puma/server.rb:117:in `initialize': Address already in use - bind(2) (Errno::EADDRINUSE)
...
$ grep token tmp/puma.state
:control_auth_token: d327cd9e14391fcee9a9ddc9f749af1
$ pumactl -S tmp/puma.state stop
Unauthorized access to server (wrong auth token)
とまあ起動が失敗したにも関わらず、pumaサーバの状態を保持する.stateファイル(中身はただのYAML)に記載されたトークンの値が上書きされてしまい、pumactlのときにトークンが違うよと言われてしまいます。
--control-tokenオプションでトークンを指定しない場合、トークンはランダムで生成されたものが使われます。ランダムになってしまうのがイヤなので、トークンは自身で設定した方が良いよ、というお話でした。