Electronでシンプルな動画プレイヤーを作ってみたので、その機能記事と技術記事を書こうと思います。本記事はその機能編です。
ローカルの動画ファイル(.mp4とか)を管理&再生するシンプルな動画プレイヤーです。どういった動画を想定しているかは名称から察して下さい。とは言え、普通の動画にも使えます。
主な特徴とか機能は以下です。
タグ
- もちろんタグも見られてはまずいものなので、間違ってもMacのFinderでタグ付けすることはできません。
ソート&フィルタ
- 左ペインのSORTのところで、名前、お気に入り度、登録日によるソートができます。もう一度クリックすると降順・昇順が変わります。
- 左ペインのFILTERのところで、お気に入り度と任意のタグによるフィルタをかけることができます。もう一度クリックすると解除されます。
ライブプレビュー
- 一般的な名称は分かりませんが、Youtubeなどで実装されているシークバーにマウスを乗せると再生中の動画はそのままに、ホバー位置のシーンをポップアップで表示するアレです。
- 動画を楽しみながらも周辺視野で次のいいシーンを探したいです。
- 今回作ろうと思った一番の動機がこれです。
ブックマーク
お気に入りのシーンを登録したり、途中でコト切れた時のためにブックマークをつけることができます。これで変なペース配分などする必要がありません。
キーボードフレンドリ
ショートカットキーが使える動画プレイヤーはたくさんありますが、どれも結構複雑でした。有事の際に、やれCmdだ、やれShiftだの押してられませんし、状況に応じて右手のみ・左手のみで操作したいです。(きっとショートカットをカスタマイズできるプレイヤもあるでしょうけど)
キー | 動作 |
---|---|
Enter | 動画の再生・停止 |
←,→ | スキップ(10秒単位) |
↑,↓ | 再生位置の前後のブックマークへジャンプ |
B | 現在の再生位置をブックマーク |
F | フルスクリーンモード、ESCで解除 |
Space | ママキタモード |
ママキタモード
俗にいうママキタボタンを実装しました。といっても実際にはボタンはなく、SPACEキーでママキタモードに切り替わります。再生中であった動画は一時停止状態になっているので、ママが去った後に同じ位置からお楽しみいただけます。
(画像の貼り間違いではありません)
データのexport & import
タグやブックマークなどのメタデータは内部ではjsonに保持しており、このJSONファイルをexport,importできます。一旦JSONをはいて、使い慣れたエディタで整理すると捗ります。
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今後つけたい機能
視聴回数などを記録して、GithubのPublic contributions graphみたいなのを表示したいです。どれだけ、いわゆる「草を生やして」いるかを可視化したいと思っています。