【追記】(2019/1/20)
2019/1/20時点で、この記事の内容は古くなっています。
2018年末に、GHC開発におけるソースコードレビューの手続きは、PhabricatorではなくGitLabを用いて行うように変更されました。
新しいソースコードレビューの手順などについては、こちらを参照してください。
「GHC(Haskell)の上流リポジトリ等がGitLabに移行しました」
以下は、追記前のオリジナルの記事です。
(過去の情報として、この記事も削除しないで残しておきます。)
はじめに
HaskellのコンパイラであるGHCについて、開発で使用されているコードレビューの環境について簡単に記載します。
Phabricator
Phabricatorは、コードレビューや継続的インテグレーションなどを行うための、Web強調型のソフト開発ツールです。
現在は、phacilityが主体となってメンテナンスされています。
GHCのコードレビュー環境
現在、GHCの開発では、Phabricatorのdifferential機能を使用して、コードレビューが行なわれています。
コードレビューの状況は、Phabricatorのアカウントを持っていないユーザーでも参照することができます。
以下のURLによって、Phabricatorのdifferentialのページへアクセスできます。
各々のDxxxx
ごとのリンクから、それぞれのコードレビューの内容を参照することが出来ます。
各ファイルについて変更前後の箇所や、議論の状況を参照できます。
これによって、それぞれのバグ修正や、機能の追加をどのように行ったかを知ることができます。
補足
Phabricatorでのコードレビュー依頼
Phabricatorのdifferentialでは、参照だけではなくコードレビューを依頼することが出来ます。
コードレビューを依頼する手順は、以下の公式情報が参考になります。
Phabricatorでのパッチの送信例が、以下で詳しく解説されています。(追記)
GHC開発の中でのPhabricatorの位置づけ
GHC開発の中でのPhabricatorの位置づけについては、以下の資料もどうぞ。
追記:
GHCへのパッチ送付とソースコードレビューの手順については、以下の記事もどうぞ。
以上です。