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CircleCi 2.0 で docker-compose を利用して環境の構築・テスト

Last updated at Posted at 2017-09-01

Friday I/O です。
株式会社ワムウでは、毎週金曜日は 興味がある事柄に取り組み、その成果を何らかの形でアウトプットする日 としております。

はじめに

弊社ではローカル開発環境の構築に Docker, Docker Compose を主に使用しています。
最近他社の開発者の方と共同で開発を行う仕事が増えてきたので、Github とCircleCi を連携させて自動テストするようにしています。こうすることでテストが通ったコードだけ master へマージすることができるようになり、コード品質の担保につながります。

これまでのCircleCIでのテスト

これまで 案件を進める流れで CircleCI を利用する場合、

  • ローカルでDocker開発環境構築
  • CircleCI マシンで疑似テスト環境構築

CircleCI のマシンでもまた環境構築するの? と二度手間でしたが、
CircleCI 2.0 からジョブにDockerが使えるようになりました。
環境構築はDocker にまかせてCI側でビルド・テストできると便利だよねーということでやりました。

アプリケーションの構成

項目 名称 バージョン
Language PHP 7.1
Framework Laravel 5.4
DB MySQL 5.7

こんな感じの構成でCircleCI上でビルド・テストします。
PHPと、MySQLは公式のDockerイメージを使用します。

結果

.circleci/config.yml の記述は以下のような記述で環境の構築・テストすることができました。簡単。

---

version: 2
jobs:
  build:
    machine: true
    steps:
      - checkout
      - run:
          name: Build Docker Image
          command: docker-compose build
      - run:
          name: Run tests
          command: |
            docker-compose run app-servie-name /bin/bash -c '\
              cp .env.example .env && \
              composer install --no-interaction && \
              php artisan key:generate && \
              ./artisan migrate:refresh && \
              ./vendor/bin/phpunit -c phpunit.circle.xml'

何をやっているかポイントとなる部分を説明をすると

  1. machine: true CircleCI のVMを指定しています。ここの指定でDockerのイメージを指定することも可能ですが、その場合 volume のマウントができないためCircleCI のVM内でDocker を立ち上げるようにしています。

  2. Run tests 内の記述について
    ここではテストをしたい、コマンドの返りが欲しいので
    docker-compose run {service-name} /bin/bash -c でコンテナを起動します。
    以降の処理はLaravelのお話で、アプリケーションのセットアップ、テストまでをずらっと書いてます。

  3. phpunit.circle.xml について
    Laravel に phpunit.xml が存在するのでコピーをして作成したものです。
    xml内では、docker-compose.yml で指定しているDB名と同じDB名を記述する必要があります。
    MySQL公式のDocker イメージが、起動時にDBが存在しない場合にMYSQL_DATABASE環境変数の値でDBを作成するので、作成されたDBをテストDBとして利用するようにしました。

以下にサンプルファイルを用意したので参考までに

問題点

上記のCircleCIの設定だとDockerイメージのビルドに時間がかかるので
CircleCIが提供するキャッシュ機能について来週書きます。

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