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シェルのコマンドライン上で自分の移動したい位置にカーソルを瞬時に移動する方法

Last updated at Posted at 2012-12-31

例えば '■' をカーソルとして

$ grep tset /var/log/php.log■

って入力したとするじゃないですか。ここで、grep の第一引数がたいぽってることに気づきます。それを直したくて十字キーの左ボタンおしっぱにしてカーソルを移動させるのもいいですが、一発でtsetのところまで行きたいじゃないですか。そういう時はおもむろにControl+rを押してから、eを押します。すると

$ grep ts■et /var/log/php.log

カーソルがこの位置に移動します。Emacsライクに。ここでTabを押すと検索が終了してカーソルがこの位置で普通の入力モードに戻ります。
便利ですね!これで本エントリのメインディッシュは終わりです。

その他よく使う検索を終了する入力としてControl+b(カーソルを左に移動), Control+f(カーソルを右に移動), Control+d(カーソル右の文字(今回の場合e)を削除)などがあります。
注意点としては、EmacsだとEnterを押すと検索が終了するんですが、シェルでEnterを押すとそのコマンドを実行してしまいます。また、Control+hは検索するために入力した文字列の削除になります。

また、検索を終了させずにもう一度Control+rを押すと、もう一度eを検索します。

$ gr■ep tset /var/log/php.log

検索して戻りすぎた場合、tsetのところに戻りたい場合はControl+sを押します(zsh限定?少なくともbashじゃ無理) (追記:bashでも設定すれば出来ました。コメント参照。thanks to paselaさん)
1回押すと

$ gre■p tset /var/log/php.log

こうなって、もう一度押すと

$ grep tse■t /var/log/php.log

こうなります。
Control+rControl+sは普通過去のコマンドを検索することに使われますが、「過去のコマンド」に今入力した記述も含まれる、という感じでしょうか。

ちなみに余談ですがbashでControl+sを押すと端末をロックして動かなくなるので注意です。Control+qでロック解除になります。シェル使い始めた頃は、シェルがバグったと勘違いして毎回強制終了してました。。。

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