TensorFlowを試そうと思い、まずはインストールをしました。
大体は公式のドキュメントの通りで大丈夫なのですが、fish shellを使っている場合、少しハマった部分があったのでそれをまとめておきます。
TL;TR
現状 source activate / deactivate
がfish shellでは使用できません。追加でfish用のスクリプトを使用する必要があります。
.config/fish/conf.d
に このスクリプト をリンクさせるか、コピーしておけば conda activate / deactivate
というコマンドが使用できるようになり、 source activate / deactivate
のように使用できます。
Python / Anacondaのインストール
さて、せっかくなのでPython / Anacondaのインストールから含めて手順を書いていきます。
インストールには pyenv
を使用します。Anacondaもpyenvからすぐにインストールできるので便利ですね。
pyenv自体はbrewで入ります
brew install pyenv
さてAnacondaを入れましょう。Anacondaについては こちらの記事が にまとまっているのでそちらを参照してください。
今回はPython3系を使いましょう。Anaconda3.4.0を入れれば大丈夫です。
pyenv install anaconda3-4.0.0
結構時間がかかりますが、関連パッケージも一緒に入ってくるので仕方ないです。気長に待ちましょう。
終わったら、そっちのSystemのPythonから切り替えておきましょう。
pyenv global anaconda3-4.0.0
python -V
# Python 3.5.1 :: Anaconda 4.0.0 (x86_64) と出ればok
TensorFlowのインストール
簡単です。 Anacondaからインストールしましょう。
conda create -n tensorflow python=3.5
これだけです。
source activateが使えない
ここまで終われば source activate tensorflow
とすればTensorFlow環境がアクティベートされるはず、、なのですがfish shellだとこれが使えません。
なので、TL;TRにも書いた通り、Anaconda公式のリポジトリから activate.fish
を持ってきて、.config/fish/conf.d
に配置します。 Anacondaをインストールしたら入っていてほしいものですが、 次のバージョンのリリースを待たねばならず、現状はソースを持ってくるのが良さそうです。
これが終われば
conda activate tensorflow
でTensorFlow環境をアクティベートできます。
ここまでできれば後は簡単です。公式のチュートリアルに従いましょう。
アクティベートした状態で以下のコマンドを入力すればokです。
export TF_BINARY_URL=https://storage.googleapis.com/tensorflow/mac/tensorflow-0.9.0rc0-py3-none-any.whl
sudo pip install --upgrade $TF_BINARY_URL
deactivateしたい場合は
conda deactivate tensorflow
でok。
恒例の MNISTチュートリアル でも試してみましょう!