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grafanaのannotation機能を活用する

Last updated at Posted at 2015-03-14

概要

InfluxDBなどのデータから生成したグラフをgrafanaで可視化する際、イベントなどをオーバーレイして表示する「annotation」と呼ばれる機能があります

grafanaの「annotation」はInfluxDB以外の、Elasticsearchなどのデータソースにも対応していますが、本エントリではInfluxDBにおける「annotation」の使い方についてまとめます

なお、grafanaを通してInfluxDBのデータが見れるようになっていること、を前提として本エントリを記述します

実現できること

出来ること

  • 記録済みのイベント発生タイミングをグラフにオーバーレイする
  • 付加テキストをつける
  • オーバーレイに利用する線やマークの色を出し分ける

出来ないこと(2015/03)

  • grafanaのUI上から、グラフを見ながらイベント情報を記録する
  • 特定のグラフのみにイベントをオーバーレイする

イベント情報の登録

「記録済みのイベント」をどのように記録するか、について記載します

データフォーマット

grafanaで設定したdatasourceの「events」seriesに、下記のカラムを設定して保存すれば、簡単にgrafanaからイベントを取得するように設定できます

  • title
  • tags
  • text

スクリーンショット 2015-03-14 12.33.47.png

InfluxDBで通常行うように、イベントに時刻を明示的に指定する場合(現在時刻ではなく、過去や未来のイベントを作成する場合)は、timeを追加で指定してください

スクリーンショット 2015-03-14 12.35.12.png

スクリーンショット 2015-03-14 12.35.23.png

記録方法

イベントの記録は、

など、様々な方法が考えられます
適宜記録してください

grafanaの設定

grafanaでは、annotationの有効化/無効化や、イベント情報とannotationカラムの紐付けを行います

annotationの有効化/無効化

画面右上の Configure dashboard > Features (tab) を選択し、Annotationsにチェックをつけます

スクリーンショット 2015-03-14 14.39.42.png

スクリーンショット 2015-03-14 14.41.52-2.png

画面左上に歯車のマークが表示されるようになったらうまくいっています

イベント情報とannotationカラムの紐付け

上記「イベント情報の登録」に設定例を示しましたが、grafanaに設定済みの任意のdatasource(多くの場合はdatabase), 任意のseries, 属性をイベント情報として利用することが出来ます

Annotations > Add (tab) からAnnotationを作成します

  • Name
    • Annotation(イベント列)の識別子なので適宜付与してください
  • InfluxDB Query
    • event情報が取得できるクエリを指定してください
  • Column mappings
    • eventをtitle, tags, textという列以外に格納した場合に、どの列をどのように対応づけるか、を指定してください

スクリーンショット 2015-03-14 14.42.09.png

スクリーンショット 2015-03-14 15.01.12.png

ここではeventsというNameを付与しています

下記のようなオーバーレイが表示されます

スクリーンショット 2015-03-14 15.01.27.png

線やマークがカスタマイズできますので、イベント種別毎に色を変えるとか、イベント開始/終了で色を変える、などの利用方法が考えられそうですね

最後に

フィードバックいただければ、随時対応していきます
下記観点でコメントいただければと思います

  • 誤っている内容
  • 追加の情報(これ知ってるよ!っていう話)
  • 記事にして欲しいこと

ありがとうございました

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