ReVIEWは原稿が書かれている*.reファイルをCHAPSファイルに記述します。例えばch01.re〜ch05.reという5つの章に分かれた原稿の場合、CHAPSファイルは以下のようになります。
ch01.re
ch02.re
ch03.re
ch04.re
ch05.re
ところで、このようにCHAPSファイルに書くのは、いわゆる本文にあたる部分を想定しています。第1レベル見出しをつけると、それは「第XX章」のように書かれます。
一般的な書籍には、本文とは別に、まえがきや付録、あとがきなど、本文の前後に文章が追加されます。本文より前にくる序文やまえがきを「前付」、本文よりあとに来る付録やあとがきなどを「後付」と言います。これらを記述用にはCHAPS以外のファイルを使います。
前付用のファイルはPREDEFファイルです。例えば「はじめに」というまえがきをpreface.reに書いたとします。
= はじめに
みなさんこんにちは。
(以下略)
この場合、PREDEFファイルは以下のようになります。
preface.re
同様に、後付用のファイルはPOSTDEFファイルです。例えば「ひみつのつかいかた」という付録をappendix1.reに書いたとします。
= ひみつのつかいかた
ここまで読んだ方のために、ひみつのつかいかたを紹介します。
(以下略)
この場合、POSTDEFファイルは以下のようになります。
appendix1.re
というわけで、文書全体の並びとしては、
- PREDEFに書かれたファイル
- CHAPSに書かれたファイル
- POSTDEFに書かれたファイル
という順番になります。