LoginSignup
11
11

More than 5 years have passed since last update.

【手順】iOSのAPIサーバーに必要なIPv6をEC2に設定してみた(VPC)

Last updated at Posted at 2017-03-13

はじめに

構築したサーバーをiOSのAPIサーバーとして使うとき、IPv6に対応することが必須になります。
IPv6に対応していないと、下記のようなエラーが出てしまいます。

We discovered one or more bugs in your app when reviewed on iPhone and iPad running iOS 10.2.1 on Wi-Fi connected to an IPv6 network.

Appleのアプリ申請が厳しくなったようですね。
IPv6にも対応していないと、申請ができなくなってしまったようです。

まずは、現状の確認(IPv6)

1.AWSコンソールにログイン

2.IPv6に対応しているかコンソール上で確認。

[サービス]→[インスタンス]→[対象サーバーにチェック]→[説明]タブ押下
スクリーンショット 2017-03-13 20.50.11.png
空欄になっていますね!
設定後は、赤枠内にIPv6が表示されるはずです!

IPv6設定手順

1.AWSコンソールにログイン

2.VPCの編集/作成(今回は既存のVPCを編集します。)

[サービス]→[VPC]→[VPC]→[既存のVPCにチェック]→[アクション]→[Edit CIDRs]→[Add IPv6 CIDR]→[閉じる]
WS000003.JPG

WS000004.JPG

3.サブネットの編集

[サービス]→[VPC]→[サブネット]→[対象のサブネットにチェック]→[サブネットのアクション]→[Edit IPv6 CIDRs]→[Add IPv6 CIDR]→[チェックを入れる]→[閉じる]
WS000005.JPG

WS000006.JPG
まだIPv6はないですね。
WS000007.JPG
IPv6ができました!右の赤枠内のチェックは忘れやすいので、要注意!

4.IPv6をインスタンスに設定

[サービス]→[EC2]→[インスタンス]→[対象のサーバーにチェック]→[アクション]→[ネットワーキング]→[Manage IP Addresses]→[新しいIPの割り当て(IPv6 Addresses)]→[更新する]
WS000008.JPG

WS000009.JPG

5.コンソール上で確認

[サービス]→[インスタンス]→[対象サーバーにチェック]→[説明]タブ押下
WS000010.JPG
IPv6付与できた!
※プライベートIPv6を付与するために、サーバーの再起動をしたほうがいいかもしれません。

サーバー内の設定!(上記設定のみだと、VPC内でしか疎通できません。下記は、お外への通信のための設定です。)

1.対象サーバーにログインして、rootにsu

2.まずは、設定前のIPを確認

コンソールでは、設定されたがサーバー内では設定されていない????

スクリーンショット 2017-03-20 10.48.17.png

3.IPv6を有効にする

下記設定を行います。

# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
EVICE="eth0"
BOOTPROTO="dhcp"
ONBOOT="yes"
TYPE="Ethernet"
USERCTL="yes"
PEERDNS="yes"
#IPV6INIT="no" ←★コメントアウト
IPV6INIT="yes" ←★追記!
PERSISTENT_DHCLIENT="1"
DHCPV6C=yes ←★追記!

4.設定の反映

networkの再起動で、IPv6有効設定を反映させます

# systemctl restart network

5.設定後のIPv6を確認!

IPv6の欄が増えました!

# ip a

スクリーンショット 2017-03-20 10.58.14.png

後は、下記のツールを用いてお外から通信できるか確かめてください。

IPv6対応チェックツール!

こちらで、WebサイトがIPv6に対応しているか確認できます。
こちらは、IPv6アドレスに対して、Pingを飛ばすツールです。

余談

セキュリティグループで、しっかりとIPv6の許可をしましょう!

スクリーンショット 2017-03-29 21.31.21.png

11
11
2

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
11
11