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GoAdvent Calendar 2014

Day 10

go1.4で追加されたinternal packageについて

Last updated at Posted at 2014-12-09

概要

internal packageはgo1.4で追加されたものです。
Goでのアクセス制御は、大文字で始まるものがpublic、小文字で始まるものがprivateの2種類でしたが、
internal packageを使うことによって、package privateにすることができるようになりました。

背景

以下のような問題を解消するために、internal packageは追加されました。

  • パッケージ外非公開とするために、標準ライブラリ内でコードが重複するケースがあった

net/httpを例に上げると、go1.3では、chunked.goという全く同じファイルがnet/httpnet/http/httputilに2つ存在していました。

ソースコードにも、下記のようなコメントがあったりして残念な感じでした。

// This code is duplicated in net/http and net/http/httputil.
// Please make any changes in both files.

go1.4では、この重複はnet/http/internal/chunked.goとして1ファイルにまとめられています。

  • goのmain repositoryのに必要な外部packageを、標準ライブラリに含めたくない

cmd/internalにあるrsc.io/x86/x86asmrsc.io/arm/armasmとか。

  • compileをself hostingするとき、標準ライブラリには含めないlibrary packageを書く方法が必要になるはず

仕様

パッケージパスにinternalが含まれる場合、import側はinternalディレクトリのあるパッケージと同一パッケージ内でなければいけません。

注意
ユーザのワーキングディレクトリ(GOPATH)では、まだ使えません。
様子を見て、go1.5以降からGOPATHにも適用されるようです。

以下は、net/httpパッケージの例です。
go1.4から新たにinternal packageが追加されています。

このinternal packageは、net/http以下のpackageでのみimportできます。
net/urlnet/rpcなどからはimportできません。

src/net/http
├── cgi
│   └── testdata
├── cookiejar
├── fcgi
├── httptest
├── httputil
├── internal
├── pprof
└── testdata

はやく、GOPATH以下でも使えるようになるといいですね。

参考

go1.4 Release Note#internal packages

go1.4 Internal Packages design doc

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