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ESP-WROOM-02でMicroPython (mac)

Last updated at Posted at 2016-10-01

ESP-WROOM-02をArduinoで使う情報はたくさんありますが、MicroPythonを動かす情報は少なかったので、Lチカまでの手順をまとめました。

MicroPython

MicroPythonはマイコンボードで動かすPython3の実行環境です。
元々は、pyboardというマイコンボードの上で動いてましたが、esp8266にも移植されました。

準備

Mac上で環境構築

ESP-WROOM-02ボード上にmicropythonのファームを書き込む環境を構築します。

pipのインストール

pipがすでにインストールされていたらスキップ

$ curl -O https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py
$ sudo python ./get-pip.py

これでpipがインストールされます。

esptoolのインストール

esptoolはESP-WROOM-02にコマンドラインからアクセスするツールです。
上でインストールしたpipを使い、インストールします。
$ sudo pip install esptool
環境構築はこれだけです。

esptoolを使い、ボードにアクセス

ESP-WROOM-02のIO0をLOWにしてファームウェア書き込みモードにします。
USBシリアルを使い、Macに接続します。
USBシリアルのデバイスは、/dev/tty.usbserial-xxxxになります。(xxxxはUSBシリアルのデバイスによって変わります)

esptoolのテスト

esptoolを使って、ボードにアクセスできるかテストします。

$ esptool.py --port=/dev/tty.usbserial-xxxx --baud 115200 chip_id
esptool.py v1.1
Connecting...
Chip ID: 0x000????

esptoolを起動して、上記のメッセージが出れば、esptoolで正常にボードにアクセスできています。
(????はチップIDで変わります)

フラッシュメモリのサイズ確認

esptoolを使いフラッシュメモリのサイズを確認します。

$ esptool.py --port=/dev/tty.usbserial-DJ00L51M --baud 115200 flash_id
esptool.py v1.1
Connecting...
Manufacturer: a1
Device: 4016

4016の下2桁がサイズを表すようです。16の場合はフラッシュサイズは32Mbitです。こちらのサイトを参考にしました。

MicroPythonの書き込み

ファームウェアは、MicroPython Downloadsの下の方にあります。
私がダウンロードした時は、esp8266-20160909-v1.8.4.binが最新でした。

$ esptool.py --port=/dev/tty.usbserial-xxxx --baud 115200 write_flash --flash_size=32m 0 ./esp8266-20160909-v1.8.4.bin 
esptool.py v1.1
Connecting...
Running Cesanta flasher stub...
Flash params set to 0x0040
Writing 565248 @ 0x0... 565248 (100 %)
Wrote 565248 bytes at 0x0 in 49.0 seconds (92.2 kbit/s)...
Leaving...

こんな風に書き込めれば、成功です。

起動とLチカ

ESP-WROOM-02のIO0をHIGHにして、実行モードにし、cuコマンドでターミナル接続します。
$ sudo cu -s 115200 -l /dev/tty.usbserial-xxxx
return打って、>>>のプロンプトが出ればpythonのコマンドラインが受け付ける状態になっています。

hello world

とりあえず、 hello world

>>> print ('hello world')
hello world

Lチカ

IO4につないだLEDを点灯させます。

>>> import machine
>>> pin = machine.Pin(4, machine.Pin.OUT)
>>> pin.high()
>>> pin.low()

以上です。
参考URLは、MicroPython tutorial for ESP8266でした。

続編として、シェルの導入をまとめました。
ESP-WROOM-02でMicroPython (Mac) shellの導入

MicroPythonでDeepSleeepの使い方と、電源電圧の取得方法も追加しました。
MicroPython on the ESP8266 (ESP-WROOM-02) deep sleep
MicroPython on the ESP8266 (ESP-WROOM-02) 電源電圧の取得

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