Androidの自作ライブラリの公開手順まとめ

##概要
Androidで作成した自作ライブラリをGithubを利用して公開するための手順。結構躓いたので備忘録として手順をひと通りまとめてみる。mavenについて理解が甘いのでとりあえず手順だけ。

##準備

公開するライブラリはこちら。以前自分のブログで書いたTabオペレーションのための簡易UIライブラリ。鋭意開発中。。。

【Android】MenuTabのFragmentの遷移を自前のスタックで管理する at 情報系の凡才日記

##手順

1. githubでリポジトリを作る

2. gradleにMavenリポジトリに登録するためのスクリプトを書く

3. 書いたタスクを動かしてできた生成物をgithubにpush

4. 利用

###1. リポジトリを作る
ここは普通に作るだけなので省略。

###2. gradleにMavenリポジトリに登録するためのスクリプトを書く

build.gradle

apply plugin: 'android-library'

buildscript {
    repositories {
        mavenCentral()
    }
    dependencies {
        classpath 'com.android.tools.build:gradle:1.0.0'
    }
}

apply plugin: 'maven'

uploadArchives {
    repositories {
        mavenDeployer {
            repository url: "file://${projectDir}/repository"
            pom.groupId = 'taisho6339'
            pom.artifactId = 'tab-opera'
            pom.version = '0.0.3'
        }
    }
}

repositories {
    mavenCentral()
}

android {
    compileSdkVersion 21
    buildToolsVersion "21.1.1"

    defaultConfig {
        minSdkVersion 14
        targetSdkVersion 21
    }
}

dependencies {
    compile 'com.android.support:appcompat-v7:21.0.2'
}

まず重要なのが、

apply plugin: 'com.android.application'

みたいになってるのを

apply plugin: 'android-library'

こう変えないとライブラリプロジェクトとみなされず、配布用 .aarファイルが生成されない。そうなると公開しても利用できない。

###3.タスクを動かして生成物をgithubにプッシュ

./gradlew uploadArchives

を実行すると、指定した場所に repository ディレクトリができあがってるはず。
これを、 git pushで公開完了。

##利用してみる

利用するときは、使いたいプロジェクトのbuild.gradleにて、

build.gradle

repositories {
    mavenCentral()
    maven {
        url 'https://raw.github.com/taisho6339/TabOpera/master/tabopera/repository'
    }
}

dependencies {
     compile 'taisho6339:tab-opera:0.0.3@aar'
}

を追加すれば完了。

##最後に

出来上がったリポジトリ
TabOpera
ライブラリの更新がいちいち面倒なので、

ビルド→uploadArchives→git pushで公開

の流れを自動化させたい。