概要
今回はCortana Intelligence Suiteを構築(第7回)で設定した機械学習モデルをウェブサービス化し、リアルタイムで予測結果を求められるようにします。
事前に準備するもの
- Azure サブスクリプション
- Cortana Intelligence Suiteを構築(第7回)で作成したAzure Machine Learning環境
設定手順
Webサービスの発行
まず、前回作成した環境を開き、「Set up web service」>「Predictive Web Service」を選択します。
通常のExcelとは違い、右側にAzure Machine Learningのアドオンが表示されます。「Use sample data」をクリックすると、過去の学習データからランダムに抽出されたサンプルが表示されます。
予測結果の出力先のセルを手入力し、「Predict」をクリックすると、ウェブサービスへリクエストが送信され、予測結果を受信します。
Azure Web Appsを利用して、遅延時間の予測サイトを作ってみる
サイトを作るには、一からプログラムを作成する必要はありません。
主なプログラムは、AzureにWebAppsとAzure Machine Learningを連携できる専用のテンプレートが用意されているのです!
Azure Machine Learning Studioで発効したWebサービスを開き、こちらの画面にある「API key」からコピーして貼り付けてください。
Azure Portalを開き、「新規」をクリックします。検索バーから「Azure ML Request-Response Service Web App」と入力するとテンプレートが表示されるのでそれを選択し、「作成」をクリックします。
初回起動時は設定画面が表示されます。ここに、Azure ML Studioで生成されたAPIのアドレスと、APIキーを入力します。
「Submit」を押すと・・・結果が出ました! 16分遅延する予想です!
このように非常に簡単にウェブサイトを構築し、Azure Machine Learningと連携させることができるんです。
「Cortana Intelligence Suiteを構築」シリーズ、8回までありましたが、いかがでしたでしょうか。
是非皆さんもリアルな課題で活用し、Twitter @taikiyoshhida_jp までフィードバックくださいね!