約10年ぶりにCVSでバージョン管理しているプロジェクトに遭遇したので、EclipseからCVSを使うための設定をまとめておきます。
確認環境
- Windows8.1
- Pleiades All in One 4.5.1.v20151002
プラグイン
Eclipse CVS クライアント(必須)
EclipseでCVSを扱うためのプラグインで、以前はデフォルトで入っていたけどいつの間にか消えてました。
インストールは「新規ソフトウェアのインストール」から以下のURLを選択して、"cvs"で検索してください。
mars - http://download.eclipse.org/releases/mars
インストールするとCVSパースペクティブが使えるようになります。
CVS Version Tree
変更履歴をツリー表示するプラグインで、ブランチを使用している場合はあると便利です。
マーケットプレースからインストールできます。
Eclipse CVS ChangeLog Plugin
GitやSVNと違い、CVSはファイル単位で変更履歴を管理しているので、同時にコミットしたファイルの一覧やフォルダ単位での変更履歴を確認することができません。
このプラグインを使うとフォルダ単位で変更履歴を確認できるようになり、同時にコミットしたファイルもまとめて表示してくれます。
Eclipseからローカルリポジトリを参照する方法
EclipseのCVSプラグインではローカルリポジトリ1を直接参照できないので、Ext接続メソッドで無理やり設定します。
CVSクライアントのインストール
cvs.exeが必要なのでCVSクライアントをインストールしておきます。
※あまりにも古いバージョンのcvs.exeだとEclipseから使えないようです。
以下のサイトのCVSNTとWinCVSを使ったらうまくいきました。
http://igeta.ifdef.jp/cvsnt.html
http://www.ne.jp/asahi/kuribara/hiroshi/cvstop.html
Ext接続メソッドの設定
設定>チーム>CVS>Ext接続メソッドに以下の値を設定します。
- CVS_RSH: cmd
- パラメータ: /q /c
- CVS_SERVER: <cvs.exeのパス>
CVSリポジトリの追加
CVSパースペクティブ>CVSリポジトリの追加で以下の値を設定します。
- ホスト: 適当
- リポジトリー・パス: <リポジトリのファイルパス(パス区切りは¥)>
- ユーザー: 適当
- 接続タイプ: ext
以上の設定でEclipseからローカルリポジトリが参照できるようになります。
尚、コミットした時のユーザー名は、Windowsのログインユーザー名になるようです。
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ローカルリポジトリとは、サーバーを立てずにローカルからファイルパスで参照できる場所に置いたリポジトリのことです。ネットワーク上の共有フォルダやネットワークドライブに割り当てた場所にあるリポジトリも含みます。 ↩