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ConoHaのVPSで複数台のローカルネットワークをかんたん構築

Last updated at Posted at 2014-01-18

ConoHaって? 

  • GMOクラウドが提供するVPS
  • 月額976円〜でプライベートIP(最大2セグメント)も使える
  • とにかく萌え ※主観的感情

格安でVPSのローカルネットワーク構築ができる

ロードバランサを構築しようと思った場合、
リバースプロキシとWEBとDB間をローカルネットワークで繋げるのが普通です。

練習がてら構築してみようと思ったものの、
月額980円でローカルネットワーク対応のVPSがあまりない!

SAKURA VPSはローカルネットワーク対応してるけど
3ヶ月単位の支払いになるから、初期負担が多いなぁ…と思った私に
ぴったりなVPSがありました。

ConoHa

スクリーンショット 2014-01-18 14.02.04.png

サイトトップの説明文引用

ConoHaとは、VPSのお手軽さとクラウドの拡張性を備えたサービスです。
通常のレンタルサーバーとは異なりOSレベルから好みのものを選択して利用でき、
一般的なVPSよりも複雑な複数台構成のサービスも構築できます。
IPv6に対応することで最新のネットワーク環境にもキャッチアップが可能です。

ふむふむ、どれぐらい拡張性が高いかというと

  • ローカルネットワークの構築が無料で可能(1Gbps)
  • ローカルネットワークはサブネット24帯で2セグメントまで設置可
  • IPv4、IPv6のアドレス追加が可能
  • 任意のISOイメージを使用可能

すげー!!!ISOイメージまで使用できるなんて(:_;)
1つイメージを作っておいて、サーバー追加するときはそれをコピーすれば楽々!

お手軽さはというと

  • 最低利用期間は30日間
  • 無料お試し期間は15日
  • 最安プランは月額976円
    • CPU:2Core
    • HDD:100GB
    • メモリ:1GB

で、きになるベンチマークは下記サイトが紹介していました。

ConoHa VPS 1GプランのUnixBench を実施して計測し、さくらのVPS、お名前.com VPS(KVM)と比較してみました。

上記サイトから引用

conoHa VPS は、お名前.com VPS(KVM) と さくらのVPS のちょうど中間のようです。
UnixBenchが全てではありませんが、まあまあ、良い感じです。

スペック良し!ローカル良し!萌え良し!
さっそく契約してみました。

萌な電話認証

ConoHaは電話認証を行うことでVPS契約が可能になるのですが
音声ガイダンスがなんとアニメ声!
そんな展開になるとは予想もしない電話認証のページ ▼

スクリーンショット 2014-01-18 11.45.59.png

電話認証は3分ほどで終わります。

ちなみに、アニメ声の正体はConoHaのキャラクター「美雲このは」

cono_img02.gif

13歳ぐらいで座敷童子の一族の末裔で
「みんなのデータを守る電子の座敷童子」と心に決めているそうです。

このはちゃんから障害アラートメールが届くなら
深夜でも全然苦にならないかも…

Conohaの管理画面

スクリーンショット 2014-01-18 11.53.54.png

とっても使いやすい管理画面です。AWSの管理画面をより洗練したようなUIな気がします。

VPSの追加画面

VPSの追加は3クリックほどで終わります。

スペックを選ぶ → 確認画面 → 完了

スクリーンショット 2014-01-18 11.48.28.png

ConoHaのVPSへSSH接続

接続したいVPSを管理画面のサーバーリストからクリックすると
WEBブラウザから接続できるコンソールが立ち上がります。

スクリーンショット 2014-01-18 15.38.39.png

画面下にあるSSH Private Keyをクリックすると秘密鍵がダウンロードされます。

スクリーンショット 2014-01-18 15.39.11.png

開発環境のSSHのconfigに上記の「接続先」「ユーザ名」とダウンロードした鍵のパスを記載する

~/.ssh/config
Host rp01
  HostName consoleXXXX.cnode.jp
  User XXXXX
  Port 22
  IdentityFile ~/.ssh/XXXXX.key

SSH接続してサーバーにログインできるか確認

$ ssh rp01

[Enter `^Ec?' for help]

CentOS release 6.4 (Final)
Kernel 2.6.32-358.11.1.el6.x86_64 on an x86_64

XXXX.XXXX.static.cnode.jp login: root <-
Password:

[root@XXX-XXX ~]#

※ユーザー名はroot、パスワードは契約時に入力したもの

ローカルネットワークの構築方法

めんどうなNIC設定は不要!管理画面から設定可能です。

まず、ローカルネットワークを設定したいVPSを停止させます。

スクリーンショット 2014-01-18 16.33.20.png

メニュー > サービス > ローカルネットワークをクリック

スクリーンショット 2014-01-18 16.07.44.png

ネットワーク作成の確認画面が出る。

スクリーンショット 2014-01-18 16.07.55.png

セグメントは3つから選択可能。契約上は2セグメントまでとなっている。
料金表のリンクがあると有料のように見えるがもちろん無料。

スクリーンショット 2014-01-18 16.08.07.png

確認を押して次へ進むと、ローカルネットワークの完成!

スクリーンショット 2014-01-18 16.11.09.png

ホストアドレスの割り振りは11〜254までとなっている

スクリーンショット 2014-01-18 16.12.15.png

サーバーリストからローカルネットワークを追加したいサーバーを選択し、
そこから ネットワーク > 歯車アイコンの「設定」をクリック

スクリーンショット 2014-01-18 16.26.25.png

1Gbpsのローカルネットワークが完成!
このはちゃん、ありがとう!

スクリーンショット 2014-01-18 16.30.26.png

サーバーを起動させ、下記コマンドを実行してeth1が増えていたら成功

[root@XX-XX]# ifconfig -a

eth1      Link encap:Ethernet  HWaddr XX:XX:XX:XX:XX:XX
          BROADCAST MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000
          RX bytes:0 (0.0 b)  TX bytes:0 (0.0 b)

lo        Link encap:Local Loopback
          inet addr:127.0.0.1  Mask:255.0.0.0
          inet6 addr: ::1/128 Scope:Host
          UP LOOPBACK RUNNING  MTU:16436  Metric:1
          RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:0
          RX bytes:0 (0.0 b)  TX bytes:0 (0.0 b)

eth1にプライベートIPアドレスを設定

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1
DEVICE="eth1"
HWADDR=“XX:XX:XX:XX:XX:XX"
BOOTPROTO="static"
IPADDR="172.16.0.12"
NETMASK="255.255.255.0"
NM_CONTROLLED="no"
TYPE="Ethernet"
ONBOOT="yes"

ついでにホスト名も変更

/etc/sysconfig/network
HOSTNAME=rp01
NETWORKING=yes

ネットワークをリロードしてifconfigで確認

[root@XX-XX]# service network reload
[root@XX-XX]# ifconfig

eth1      Link encap:Ethernet  HWaddr XX:XX:XX:XX:XX:XX
          inet addr:172.16.0.11  Bcast:172.16.0.255  Mask:255.255.255.0
          inet6 addr: XX:XX:XX:XX:XX/64 Scope:Link
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:20 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:13 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000
          RX bytes:1320 (1.2 KiB)  TX bytes:810 (810.0 b)

同じ手順で別サーバーも設定し、ローカルIP宛にpingがお互いに通ればローカルネットワーク環境の構築完了!

使ってみた感想

SakuraとDTIの管理画面しか触ったことないですが、ConoHaの管理画面はとても扱いやすいです。
次はRailsのアプリを入れて、ロードバランサを構築してみます。

201307101438075120.gif]

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