下に書いたような面倒なことをしなくても簡単にグランドビアが打てるようになったそうです。こちら
グランドビアとは多層のプリント基板の層間のグランドパターンをつなぐ配線(ビア)のことで、基盤が安定して動作するための必要なものです。KiCadの使い方でよく紹介されるグランドビアを打つ方法は少々面倒で、ビア同士を配線でつなぐ作業が必要になり、ビアの位置を修正する際に面倒でした。KiCadのビアを打つ機能を利用せずに、フットプリントとして登録し、それを配置することで上記の面倒な手間は回避できるのですが、ありま知られていません。オリジナルの方法はこちらの記事にあり、以下はその焼き直しですが、準備作業の簡便化をしています。また、元の記事では、パッドコネクションの制御がされていないため、グローバルの設定と連動していました。今回は、ビアはsolidに固定してあるので、より望ましいパターンになります。当然ですが、ガーバーデータにした際は、旧来の方法でも今回の方法でも同等の出力になります。
- フットプリントライブラリを作ります。例えばチュートリアルの7.1章
- 下記の内容のファイルを上で作成したmyfootprint.prettyの下にvia.kicad_modとして保存します。サイズの0.6とドリルの0.3は基盤屋の仕様に合わせてください。
- 必要な所に必要なだけ配置してください。(viaあるいはmyfootprint:viaで参照できます)
(module via (layer F.Cu) (tedit 56E6D402)
(fp_text reference "" (at 0 0.5) (layer F.SilkS) hide
(effects (font (size 0.127 0.127) (thickness 0.03175)))
)
(fp_text value "" (at 0 -0.5) (layer F.Fab)
(effects (font (size 0.127 0.127) (thickness 0.03175)))
)
(pad "" thru_hole circle (at 0 0) (size 0.6 0.6) (drill 0.3) (layers *.Cu)
(solder_mask_margin -0.000001) (clearance -0.000001) (zone_connect 2))
)
How to place ground-via easily in KiCad .
1. Create your footprint library (see section 7.1 in the tutorial)
2. Place via.kicad_mod under myfootprint.pretty created in 1. You cam modify size (0.6) and drill (0.3) according to your design rule.
3. Place vias where you want. (refer by "via" or "myfootprint:via")