前の投稿では、Crystalをやってみる
http://qiita.com/tabetomo/items/754308a6cd48bcf56585

spawn3.cr

ch1 = Channel(String).new(1)
ch2 = Channel(String).new(1)
done = Channel(Bool).new()

spawn do
  puts ch1.receive
  puts ch2.receive
  puts ch1.receive
  done.send(true) # end
end

spawn do
  ch1.send("apple")
  ch2.send("orange")
end
ch1.send("grape")

done.receive

と言って、Crystal上でspawnで送受信する例をやってみました。このページでは同じことを~~golang~~でやってみます。

注意、上記は、前投稿のコメント欄でいただいた修正版コードを利用させていただきました。＞karupanerura様ありがとうございます！。
（cristalではメッセージのバッファのサイズを指定できる。というので使っている）

elixirでのspawn + send/receive例

同じことをgolangでやる予定でしたが、先にelixirでやってみることにしました。elixirでは、こんな感じ。

contest.ex

defmodule Contest do
   # 関数を使っていないのでモジュールは空
end

pid1 = spawn fn -> 
        receive do 
            {sender, msg} -> IO.puts(msg)
        end
        receive do 
            {sender, msg} -> IO.puts(msg)
        end
        receive do 
            {sender, msg} -> IO.puts(msg)
            send(sender, "done")
        end
    end

send(pid1, {self, "apple"})
send(pid1, {self, "orange"})
send(pid1, {self, "grape"})

pid2 = spawn fn ->
         send(pid1, {self, "apple"})
         send(pid1, {self, "orange"})
         receive do
             msg -> IO.puts("pid2, " <> msg)
         after
             1_000 -> IO.puts("time out in pid2")
         end
     end

send(pid1, {self, "grape"})
receive do
    msg -> IO.puts("parent, " <> msg)
after
    1_000 -> IO.puts("time out in parent")
end

（解説）pid1へのsendでは、{self, "contents"}のタプルにして、自分のpid=selfを送っています。このpidは返信に使われます。pid1では、３通うけとると、sender宛に"done"を送ることにしています。pid2は、基本pid1にメッセージを送るだけですが、ここでも{self, "contents"}として返信先を書いています。３通受信後、pid1からの返信"done"が、pid2に届くのかparentに届くのか未定なので、ここではどちらでもメッセージを受け取るようにしています。pid2かparentかどちらか一方受け取れないので（受け取れない方がいつまでも待たないように）受信にタイムアウトを入れています。

実行例は、以下の通り

terminal

$ bash-3.2$ iex -S mix                                  
Erlang/OTP 19 [erts-8.0.2] [source] [64-bit] [smp:4:4]
[hipe] [kernel-poll:false] [dtrace]                   

Compiling 1 file (.ex)                                
grape                                                 
apple                                                 
orange                                                
pid2, done                                            
time out in parent                                    
Interactive Elixir (1.3.2) - press Ctrl+C to exit (typ
)                     
iex(1)>

elixirでは１つのspawnで１つのチャネル（のはず）ということで、cystalの例のように１つのspawnで２つのチェネル（ch1, ch2）を受信！とはいかなかったですが、なんとか近いものは動作させることができました。Elixlirでは100万個のspawnを作ってもすぐ終了する（高速！）。らしいので、ぜひ今度は是非やってみたいですね。

最後にvscodeでの画面イメージを載せておきます。

Ctrl｀で、terminalが立ちあがって作業できるので、vscodeは便利。

elixirでspawn, channel

elixirでのspawn + send/receive例