ポータブック + Bash on Windowsでスクリプトを書けるようにするまでにやった事
勢いに任せて投げ売りポータブックを買ってきました。ストレージ容量32GBと結構厳しいかと思いましたが、Bash on Ubuntu on Windows上のもろもろと、Chromeを入れても7GB程度残ったので案外戦えそうです。
作りたかった環境
- Bash on WindowsでRubyとNode.jsが書ける環境
以下、手順です。
1. Anniversary Update入れる
- Windows Update待ってもなかなか降って来なかったので、アップデートアシスタントをダウンロードしました。
- アップデートアシスタントはこちら => https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3159635
- 当然ですが、アップデート前にリカバリメディアを作っておいた方が安全です。
- 2~3時間くらいでインストール出来ました。
2. 過去のWindowsを削除する
- エクスプローラ => Windows(C)を右クリック => プロパティと進んで、ディスクのクリーンアップを選択します。
* システムファイルのクリーンアップを選択すると過去のWindowsや、アップデート時に使ったファイルが見つかるのでこれらを削除します。
* この手順で5GBくらい空き容量が増やせます。
3. Bash on Ubuntu on Windowsをセットアップする
- いつも通り、Linux Subsystem for Windowsを入れて、開発者モードを有効にするなどしてセットアップします。
4. 日本語が表示できるターミナルエミュレータを入れる
- 今回は、wsl-terminalを入れました。
- 詳しくは@BakudankunさんのBash on Ubuntu on Windowsで256colorする - Qiitaによくまとまっています。
- デフォルトのテーマだと色がギラギラして見にくいので好みのものに変えました。
- 今回選んだのは
base16-harmonic16-dark.minttyrc
です。 - フォントはRicty Diminishedの14ptを使っています。
5. rbenvとnvm入れる
- rbenvとnvmからRuby 2.3.1とNode.js 7.1.0をインストールしました。
- rbenv入れるためにgitが必要です。(
sudo apt install git
) - Rubyのビルドには1時間くらいかかりました。
- ビルド用のツールは大体入っていないので、ruby-buildのWikiに指示されたツールを入れる必要があります。
- nvmとrbenvを入れると、Bashの起動に20秒くらいかかるようになります。自分の場合、基本ターミナルは立ち上げっぱなしなのであまり気になりませんが、気になる方は別の方法で入れた方が良さそうです。
以上で、Ruby, Node.jsのコードを軽く書きたい程度の用途には使えるようになります。
おまけ
仮想デスクトップのショートカットキー
- 画面が小さいので、Windows 10の仮想デスクトップを使うショートカットキーを覚えておくと作業が捗ります。
- Win + Tab => 仮想デスクトップ一覧の表示
- Win + Ctrl + D => 仮想デスクトップの追加
- Win + Ctrl + 左右キー => 隣の仮想デスクトップに切り替え
ストレージの外付けについて
- 本体ストレージが32GBと少ないので、SDかUSBメモリを使って容量を増やしたいケースがあると思います。
- USBポートの部分にはかなり余裕があるので、端子からほとんどはみ出ないタイプのUSBメモリなら刺しっぱなしにできます。
- 通常サイズのSDカードを入れると本体から結構はみ出ます。
- サンワサプライのMac用microSDアダプタがちょうどいいサイズらしいです。