SpriteStudioでドロイドくんを動かしてみました。
SpriteStudioは、2D画像をアニメーションするためのアプリで、UnityやUE4とも連携でき、そのためのプラグインがいくつか用意されています。
(...ところで、なぜOrgではなくUserなのだろうか)
補助ツールなども豊富で、分かりやすく説明されているためすぐに使えました。
GIMPからPSDを作成し、それをSpriteStudioで読み込む
以下のツールを使います。これにより.psd
から.ssce(ssae,sspj)
ができます。
(正確には、.psd
からレイヤーごとの.png
が作られ、その構成を記した.txt
から.ssce
などが作成されます)
SpriteStudioで.ssceを読み込む
先ほど作成した.ssce
を開きます。当該アプリと拡張子が関連付けされていると思います。
しかし、Mac(Free版)ではアプリを開いた後に再度読み込まないと、できたりできなかったりでした。
また、当該環境下では、GIMPプラグインであるGIMPWin_PSDtoSS_PNGExport.py
で作成し、PSDtoSS for Mac
で作成した.ssce
は「セルマップ画像とパーツ毎のX,Y座標、縦横サイズを含む.SSCEファイルとパーツのレイアウト情報」を正確には含んでいませんでした。したがって、「セルマップの登録とパーツの配置まで自動で行」われませんでしたので、手動で配置しました。
アニメーションの振り付け
自動(私の場合は手動)でパーツの配置を完了した後は、アニメーションをつけていきます。
ヒント : 手の重心を下のほうに変更すれば、もう少しスムーズに手をふることが出来ます!
Live2DとSpriteStudio
まず、SpriteStudioはLive2Dより遥かに使いやすい印象でした。ただし、Live2Dは完全無料版があるのに対し、SpriteStudioは基本有料です。
しかし、Live2D(Free)は制限がきつくて実際はあまり使いものにならないような気がします。
次に、Live2Dが使えない理由は他にもあります。
具体的には、QuickTime
とJava
に依存しているからです。Windowsの場合もMacの場合も、これは最悪です
Macの場合はJava SE6
をインストールしなければいけません。Windowsは脆弱なQuickTime
が必要になるため使いたくありません。
さらに、Live2DはViewerなどにAdobe Airが必要だったりと、技術者が使うにはとても抵抗があるアプリです。
なので、2Dを作るならSpriteStudioのほうが良いと私は思いました。これは、使いやすさや依存関係などを見て総合的に判断しています。
SpriteStudioの基本的な使い方
まず、こちらにサンプルが用意されていると思います。それを読み込んで動作を確認してみても良いし、イチから作ってみても良いです。
私の場合、イラストから作成し、アニメーションを付けてみました。
使い方は、画像ファイルを読み込んで、一つ一つのパーツに時間軸のアニメーションを付けていきます。この際、プラグインを使っても構いません。
アニメーションの付け方ですが、パーツをダブルクリックすると重心を設定できます。重心は基本的に胸や腰の方向に向けて設定すると良いでしょう。
また、アニメーションを付ける際には、ツールバーの下記にマーク(的?のマーク)されたものを使うと設定しやすいです。