メトリクス計測とは?
- ソフトウェアのメトリクスとは?
- ソフトウェアを計測する方法およびその尺度のことを意味します。
- メトリクス計測ツールは、ソフトウェアの構成要素であるソースコードを計測し、数値化を行います。メトリクスを計測し、複雑過ぎるロジックや洗練されないパッケージ構成を見直すことで、バグが少なく保守性が高いソースコードを維持できるようになります。
- そういったソースコードの構造的な問題を確認するためにメトリクスが有効となります。メトリクス計測ツールによって計測できるメトリクスには、例えば以下のようなものがあります。
- クラス、メソッドなどの数
- クラス、メソッドの内部構造
- パッケージ間やクラス間の依存関係
これらのメトリクスを用いると、特に以下の品質にかかわる問題を検出し、信頼性と保守性を高めることができます。
- 複雑なソースコードにはバグが潜在する可能性が高くなる
- 複雑なソースコードは読みづらく、テストもしにくくなる
- 複雑なクラス構造は理解するのが困難で、拡張性にも乏しくなる
計測できる言語
- C++
- C
- C#
- VB.NET
- Java
- Delphi
- Visual Basic (VB6)
- HTML
など
収集できるメトリクス
File
- 読み込んだファイル数
Lines
- 空白行やコメント行も含むコードの行数
Max Complexity
- Projectで最も複雑なメソッドの複雑度
Max Depth
- Projectで最もネストが深いメソッドのネストの深さ(9+は9以上)
Avg Depth
- Project全体のネストの深さの平均
Avg Complexity
- サイクロマチック複雑度
- 10 以下であればよい構造
- 30 を越える場合,構造に疑問
- 50 を越える場合,テストが不可能
- 75 を越える場合,いかなる変更も誤修正を生む原因を作る
おまけ
- 解析結果をXMLやCSVでエクスポートできる。
SourceMonitorのダウンロード先
SourceMonitorを使用し、良いコーディング!見やすいコーディングをしていきましょう。