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Cocos2d v3 Particleの設定内容について調べてみた

Last updated at Posted at 2015-06-10

前回まで

これらを行いました。

今回のゴール

今回は大砲を設置して弾を撃つ・・・・
前に、Particleについて説明します。

弾をParticleにする必要は無いのですが、僕のようにデザインセンスが無い人はParticleを使うと様々なエフェクトが作れるのでとても楽です。
今回の内容はSpriteBuilder以外でも通じる内容だと思います。

今回作るゲーム

今回はバルーンショットというゲームを作成する予定です。
もともと僕が作っている

id995207358.png
Space Debris
というゲームの続編になります。

これをやっていただければどんなゲームを作ろうとしているか想像がつくかと思います。

Particleって?

Particleとは一つの画像を様々な条件のもとに発生させてエフェクトっぽく表示する技術です。
SpriteBuilderとSwiftのコンポーネント接続、様々なアニメーションについてで書いているようにSpriteには様々なエフェクトをつけることができます。
これを一つの画像に大量に発生させて、様々なエフェクトを大量につけていきます。

このようなことを行うと処理速度が心配になりそうですが、心配ありません。
メモリ上にロードする画像は一つであり、その画像情報を描画するための座標計算を行ってから一気にレンダリングを行うので処理落ちはほとんど発生しません。

SpriteSheetについての余談

画像一つに対して行うので、SpriteSheetに対しては出来ないはずですが・・・SpriteBuilderをみるとできそうな雰囲気を出しているところがちょっと僕の理解を超えてます。
僕のスキルでOpenGL ESを書いてた時はSpriteSheetに対して行うのは難しいと感じましたが、、、RGBAのデータ構造をメモリに展開すればできるのでしょうか・・・・?
このような疑問があるため、今回はSpriteSheetに対しては行いません。

また、SpriteSheetについてはこの連載の最後に説明する予定です。
(今回のアプリではほとんど恩恵が無いため、説明のみを行います。)

確認しました。

SpriteSheetに対してできるのはSpriteBuilder上まででした。
実際にXCodeに送って確認したところ、Particleは発生しませんでした。
なので、SpriteSheetに対してはParticleは行わないように!

早速作ってみまる

PartsフォルダにParticleを作成します。

1.png
Particlesを選択してShootParticles.ccbを作成します。
作成したものを見てみましょう。
これが一つのファイルからできていると思えますか!?
Particleはこのように素晴らしいエフェクトを一つのファイルと設定項目だけで作成することができます。

2.png
このように、SpriteBuilderではサンプルが付いてるので初めて作る場合でも悩まずに作成することができます。
画面のようにCCParticleSystemを選択した状態で、右上のアイコンをタップしてください。
そして、幾つか表示されるサンプルを選択してみてください。

画面に表示されるParticleが変わったことがわかると思います。

設定項目を見ていきます。
例によって、僕は直感で触っているため多々わからないところがあります。
また、間違っているところもあるかもしれませんので、おかしいと思う箇所がある場合はコメントで教えていただけると幸いです。

3.png

基本設定

Start Particles/Stop Prticles

SpriteBuilder上でシミュレーションを開始、停止ができます。
設定値は変更すれば即座に反映されますが、なんらかの理由で反映されない場合は前のParticleが残ってしまいエフェクトがわからなくなった場合に使います。

mode

Gravity modeしか使ったことがありません・・・。
Radius modeは半径とかっぽい感じがしますし、実際に選択すると円の動きになりますが・・・下記の設定内容通りに動いていないきがするので分かる方教えてください。
※modeによる設定は分かる範囲で後述します。

Position var

Particleが作成されるエリアになります。
このエリアを(0, 0)にすれば中心からしかParticleが発生しません。
また、(100, 0)とすれば横長にParticleが作成されます。

Emit rate

一度に作成するPartileの数です。
この数のParticleが一気に作成されます。

Duration

このParticleをどれくらい表示させるかを指定します。
例えば、3秒で爆発して消える場合は3.00を指定します。
また、炎のように永遠と表示され続ける場合は-1.00を指定します。

Total Particles

画面上に表示させるParticleの総数です。
例えばEmit rateを100で指定して、Total Particlesも100にした場合は1回目に表示されたParticleが消えるまで次のParticleが生まれてきません。
また、Emit rateの方が優先されるようでTotal ParticlesよりもEmit rateを大きくした場合はEmit rateの数のParticleが作成されます。
Total Particles以上のParticleが作成されるということです。)

Blend src/dst

まだ調べてません・・・

reset on visibility toggle

表示をリセット・・・?
まだ調べてません。

基本値と揺らぎ

ここから下は基本値(左)と揺らぐ値(右)の両方を設定できます。
基本値+ランダムな揺らぎ値によって内容が設定されます。

Life

生成したParticleの生存時間です。
基本値を3.00にした場合は3秒間の間Particleが生存します。
3.00±1.00と設定した場合は2.00〜4.00秒の間で生存します。

Start size

Particle作成時のサイズです。

End size

Particleの生存期間が来た時のサイズです。

Start spin

Particle作成時の向きです。

End spin

Particleの生存期間が来た時の向きです。
Start spinと違う値を入れればParticleが回転します。

Angle

作成したParticleがどこに向かうかを示します。
例えば90.0を設定するとParticleは上に向かっていきます。

Start color

Particle作成時の色です。

End color

Particleの生存期間が来た時の色です。

Gravity mode

modeでGravity modeを設定するとこちらが有効になるようです。

Gravity

重力を受ける方向を示します。
Angleで90.0を指定してGravityを(0, -90)を指定すると、下に引っ張られます。

Speed

Angleで指定した方向にかかる初期速度です。
Angleで90.0を指定してGravityを(0, -90)を指定した時にSpeed100と設定すると上に上がった後に下に下がっていきます。

Tang. acc / Radial acc

まだ調べてません。
設定すると変則的な動きを始めます・・・。

Radial mode

modeでRadius modeを設定するとこちらが有効になるようです。
まだ調べてません。

Particle texture

Particleを生成するための基本となる画像を設定します。

Particles作成ツールについての余談

実はParticleを作成するツールはそれなりに高価なものです。
僕が知っているものは5000円ほどするツールで、残念ながら手が届きませんでした。
(使いこなせる自信も無かったので、購入を見送りました。)
・・・が、なんとSpriteBuilderならタダでこのレベルのものが簡単に作れてしまします!
時代の進歩は素晴らしいのと同時に、IT業界で働く人の仕事がどんどん奪われていく事に脅威を覚えます(苦笑

ただ、SpriteBuilderで作成した場合plistが作成されていない気が・・・。どうなってるのでしょうね??
(ccbiで作成されます。)

次回は

今回は説明のみを行いましたので、次回は実際にParticleを作って弾を飛ばしていこうと思います。

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