人工知能とは?
- 世間的 「その製品が何か考えているように見える」例: ルンバ
- 筆者「人工的につくられた人間のような知能」
人工知能のレベル
- Lv1: 簡単な制御プログラム。掃除機・洗濯機・エアコン・制御工学
- Lv2: 古典的な人工知能。入力→出力の関連付け。パズルを解くプログラム・診断プログラム
- Lv3: 機械学習を取り入れた人工知能。ビッグデータなどからルールや知恵を自ら学ぶ。(最近のいわゆる「人工知能」)
- Lv4: ディープラーニングを取り入れた人工知能。機械学習をする際に特徴量を自ら学ぶ。
弱いAIと強いAI
どちらも問題を解くことができる。
- 哲学者ジョン・サールが言った。
- 弱いAI: 意識がない。「中国語の部屋」
- 強いAI: 意識がある。
歴史
- 1956年の伝説のワークショップで「人工知能」を命名
- 人工知能研究の四皇が集結
- ジョン・マッカーシー
- マービン・ミンスキー
- アレン・ニューウェル
- ハーバード・サイモン
- 定理を自動的に証明するプログラムのデモ(世界最古の人工知能)
- 人工知能研究の四皇が集結
1950〜1960年台
- 第一次AIブーム(推論探索の時代)
- 推論/探索で特定の問題が解けるAI✨
- 探索木で、迷路・ハノイの塔
- ロボットの行動計画(前提条件・行動・結果)
- 「これは行けるッ!」
1970年台
- 人工知能研究の冬
- 組み合わせで計算結果が膨大に💦\CPU足りない/
- 複雑な現実の問題は解けない💦
- ルールが決まりきってる「トイ・プロブレム」しか解けない
- 四皇のマービン・ミンスキー「ニューラルネットワークいじってたら、限界あるの見つけたわ…。一定条件下だけど」
- → 世間の反応「ニューラルネットワーク、オワコンかよ…」
- 米政府のALPACレポート「機械翻訳は当分無理だねぇ」
1980年台
- 第二次AIブーム(知識の時代)
- 「知識」を入れることでAIが賢くなった✨
- エキスパートシステムなど産業で活躍する実用的なものも✨
- 病気に関するDB → お医者さんAI
- MYCIN(マイシン) 感染症を診断して、69%の精度で処方(専門医は80%)
- ELIZA(イライザ) … いわゆる人工無能
1995年ごろ
- AIの冬が再到来
- 知識の管理が大変💦
- 知識の記述が大変💦
- サイクプロジェクト(1984年〜) 人間の知識を全て記述するプロジェクト。30年経った今でも続いている…😨
- (1997年ディープブルーがチェスで人類に勝利…こいつは探索木)
- 一方、そのころインターネットが爆発的に普及
- 1998年 Google
2000年代
- Webの広がりとともに「機械学習」がひっそりと広がりはじめる
- Webのテキスト処理のため統計的自然言語処理が発展
現代
- 第三次AIブーム(機械学習とディープラーニングの2つの大波)
- ビックデータ💚機械学習
- ディープラーニング(ばばーん!)
- 2012年の画像認識のコンペティション「ILSVRC」
- 写っているのがヨットなのか花なのか猫なのか認識して、正答率を競う。
- 東大・オックスフォード・ゼロックスなど名だたるチームが参加。
- コンマ何%の精度を競い、エラー率26%台の攻防戦になる予定だった…。
- 名だたるチームと大差を付けて、初参加のカナダのトロント大学が開発したSuperVisionが圧倒的勝利!(エラー率脅威の15%!)
- トロント大学のジェフリー・ヒントン教授が発明したディープラーニングが勝利をもたらしたのだった。
- 衝撃の出来事
- ワトソン(2011年クイズ番組「ジョパディ!」で歴代チャンピオンに勝利)
- 将棋電王戦(2012年第一回将棋電王戦でボンクラーズが将棋で人類を破る)
- 恐怖心へのあおり
- レイ・カーツワイル「シンギュラリティがおとずれて機械が人間を超えるよ!やばいぜー」
- スティーブン・ホーキング「AIを作ったら勝手に進化してって人類滅亡\(^o^)/」