自宅での個人的な管理にRedmineを試用することにした。
小規模な利用ゆえ、わざわざRedmineサーバを別立てすることも無いと考え、
まずはWindowsのローカル環境に導入することにした。
以下は、そのときの作業メモである。
###1. Redmineとは
Redmineとは、Webベースのソフトウェア開発プロジェクト管理ソフトウェアである。ガントチャートによる進捗管理、Wiki等による情報共有、フォーラムによる議論、TODO管理等、プロジェクト管理に関する豊富な機能を提供する。
(git連携なんかもできるらしいが、そのあたりは未勉強。)
なお、RedmineはRuby on Railsで開発されているGPLライセンスのオープンソースソフトウェアである。
下記の通り、日本語情報もかなり豊富で素晴らしい。
http://redmine.jp/
###2. Redmine Windowsへのインストール方法
RubyForgeからRedmine本体をダウンロードして、インストールをすることができる。
しかし、Ruby、Ruby on Rails、およびMySQLなどのRDBMSを自前で事前にセットアップしておく必要がある。
Windows環境で上記をセットアップするのは、非常に面倒くさい。
そこで、今回はRedmineのオールインワンパッケージを利用することにした。
オールインワンパッケージは、いずれも公式ではないが、何種類かある。
その中でもBitNami Redmineが最も有名らしいので、今回はこちらをチョイスした。
BitNami :: Redmine
このBitNami :: Redmineは、Apache HTTP Server、MySQL、Ruby On Rails、そしてRedmine本体がバンドルされたパッケージとなっている。
###3. BitNami :: Redmineのインストール
####3.1. 上記のURLから辿ってWindows用のインストーラをダウンロード
今回は、以下のバージョンのWindows用インストーラを利用。
http://bitnami.com/redirect/to/21324/bitnami-redmine-2.3.1-3-windows-installer.exe
####3.2. ダウンロードしてきたインストーラを実行
私の環境では、以下の通り、ダイアログを操作してインストールをした。
- Language Selectionで日本語を選択。
- アンチウイルスソフトと相性問題があるらしく、警告ダイアログが出る。無視して続けたが、特に問題はなかった。
- インストールフォルダを選択。デフォルトを参考に適当に。
- 管理者アカウントを作成。Redmine用のユーザ名とパスワード等を指定。
(※ 以下は、すでに各デフォルトの通信ポートが使われている場合に出るダイアログ)
- Webサーバのポート番号。Apacheサーバが利用するポートを指定する。
- WebサーバのSSL用ポート番号。
- MySQLサーバのポート番号。
- Subversionサーバのポート番号。
(※ 以上は、すでに各デフォルトの通信ポートが使われている場合に出るダイアログ)
- データベースに保管する際の規定の言語。ここでは、指定言語の日本語のままとした。
- なぜか空欄のダイアログが表示された。無視して次へを選択。
- BitNamiに関する情報に興味があれば提供する云々と言われる。ここでは、チェックボックスを外して次へを選択した。
- インストールする準備ができたと画面に表示されるので、そのまま次へを選択する。
- インストールが開始されるので、そのまま終わるまで待つ。
###4. Redmineのインストール完了確認
デフォルト設定の場合、インストール済みのマシン上で、以下にアクセスするとBitNamiの
Welcomeページが表示される。
http://localhost/
そこから、「Access」というリンクをクリックすると、Redmineのページへ移動する。そのURLは以下。
http://localhost/redmine/
正常にインストールができていれば、
このページの右上の「ログイン」リンクから、
3.2で設定したユーザ名とパスワードでログインできるはず。
PHPMyAdminでMySQLのデータベース管理も可能。
http://127.0.0.1/phpmyadmin/