Githubクローン界の新星 GitBucket を Ubuntu 12.04 で動かすに触発されてitBucketをインストールしました.概ねこちらの記事のとおりですが,バージョンが上がっているようなので自分用のメモとしてインストール手順を記しておきます.
GitBucketとは?
これまで数多くのGit用Webインタフェースが存在しましたが,Githubという巨星に敵わないばかりか,インストールが面倒だったり,手順書に従ってインストールしているにもかかわらず気づかないところでミスしていたりで,なかなか実用には至りませんでした.(私だけ?)
そこに彗星の如く現れたのがGitBucketです.まだ世に出たばかりなのでgoogleでgitbucketで検索すると,「もしかしてbitbucket?」などと余計なお世話を焼かれるぐらい新しいです.
特徴として,単独のwarファイルで提供されるのでインストールがとてつもなく楽です.DBMSも不要です.
用意するもの
Ubuntu Server 12.04.3 LTS 64bit
以上です.
動作方針
冒頭で紹介したWebページでは,大変ありがたいことにTomcat,Jetty,sbtという3つのデプロイ方法を紹介して頂いております.ここでは手抜きですが,Tomcatのみを取り扱います.
インストール
以下のように,openjdk(7),Tomcat(7.0.47),GitBucket(1.8)の順にインストールしてください.
$ sudo apt-get install openjdk-7-jre
$ wget http://ftp.meisei-u.ac.jp/mirror/apache/dist/tomcat/tomcat-7/v7.0.47/bin/apache-tomcat-7.0.47.tar.gz
$ tar zxvf apache-tomcat-7.0.47.tar.gz
$ wget https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/download/1.8/gitbucket.war
$ mv gitbucket.war apache-tomcat-7.0.47/webapps/
$ cd apache-tomcat-7.0.42
GitBucketの起動
$ ./bin/startup.sh
GitBucketの停止
$ ./bin/shutdown.sh
ポート番号は標準では8080になっていて,ユーザとしてID:root,パスワード:rootのユーザが登録されています.Webブラウザからログインしてパスワードの変更やユーザの登録を行ってください.
なお,私はポート番号として80番を利用したかったので,nginxをインストールしてリバースプロキシとしました.
$ sudo apt-get install nginx
以下は/etc/nginx/sites-enabled/defaultからコメントを取り除いたものです.簡単ですね.
server {
root /usr/share/nginx/www;
index index.html index.htm;
server_name localhost;
location / {
}
proxy_set_header Host $host;
proxy_set_header X-Forwarded-For $proxy_add_x_forwarded_for;
proxy_set_header X-Forwarded-Host $host;
proxy_set_header X-Forwarded-Server $host;
proxy_set_header X-Real-IP $remote_addr;
location /gitbucket {
proxy_pass http://localhost:8080;
}
}
nginxを再起動します.
$ sudo /etc/init.d/nginx restart
これで(サーバのFQDNがgit.foo.comの場合)Webブラウザから
http://git.foo.com/gitbucket
にてアクセスできるようになりました.