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Git + GitBucketの使い方

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リポジトリを作ろう

先日,GitBucketのインストール方法について投稿しましたので,今回は新しいリポジトリを作って,ファイルを追加→GitBucketにpushまでのやり方を説明します.なお,対象とするGitBucketは1.8です.また,手元のコンピュータにはgitコマンドがインストールされているものとします.

初期設定

まずは氏名やメールアドレスを登録します.以下は単なる例なので,氏名とメールアドレスは自分のものをご利用ください.

# ローカルコンピュータで
$ git config --global user.name "Masuo Fuguta"
$ git config --global user.email fuguta@umiyama-shouji.co.jp

GitBucketにリポジトリを作る

  1. GitBucketにログインして,「new repository」をクリックする.
  2. 「Repository name:」にリポジトリ名を入力し,PublicかPrivateのうち,公開ルールを選択する.「Initialize this repository with a README」のチェックは入れておくことを勧めます.そして,「Create repository」をクリックします.
  3. 画面下半分にタイトルだけのREADME.mdが表示され,その上にファイル一覧,右上にリポジトリのURLが表示される.リポジトリのURLは次で使うのでコピー(control-Cやcommand-C)しておきます.

ローカルコンピュータにリポジトリをコピーする

git cloneでリポジトリをコピーします.

# ローカルコンピュータで
$ git clone <先ほどのURL>
$ cd <リポジトリ名>

.gitignoreを作成する

gitで管理したくないファイルが存在します.例えばJava言語を取り扱うプロジェクトであれば,必要なのは.javaファイルであり,.classファイルは不要です.また,MacOS Xを利用していると,不要な「.DS_Store」を作られたりします.エディタの作成するバックアップファイル「ファイル名~」や「ファイル名.bak」も要りません.このようなファイルを無視するための設定ファイル「.gitignore」を作成します.

.gitignoreの書式は難しくありませんが,手っ取り早くWebサービスを利用しましょう.Webブラウザでgitignore.ioにアクセスして,空欄にOS名や言語名を入力します.入力が済んだら「Generate」をクリックすると内容が表示されるので,コピー&ペーストして.gitignoreを作成してください.

このファイルは,リポジトリ名のディレクトリ内に配置してください.ここまでの作業により,ディレクトリ内は以下のようになっているはずです.

$ ls -a
./  ../  .git/  .gitignore  README.md

addする

ここまでで事前準備が終わったので,早速ファイルを作成しましょう.すでに管理したいファイルが有るのであればこのディレクトリにコピーしましょう.

例として,Foo.javaを追加し,コンパイルした様子を示します.

$ ls -a
./  ../  .git/  .gitignore  Foo.class  Foo.java  README.md

それではgit addを用いてFoo.javaを管理対象にします.

$ git add Foo.java

管理対象にするファイルが幾つもある場合には以下のようにして一気に追加することも可能です.

$ git add .

コミットする

ここまでの作業では,まだこれらのファイルはリポジトリに登録されていません.登録するためのコマンドはgit commitです.また,コミットにはコメントが必要です.

git commitをそのまま実行するとエディタが開いて,その中でコメントを記入しなければならず苦痛ですので,以下のように実行することを勧めます.

$ git commit -a -m 'Foo.javaを追加'
[master (root-commit) b8a6688] Foo.javaを追加
 1 file changed, 0 insertions(+), 0 deletions(-)
 create mode 100644 Foo.java

以上でリポジトリに登録されました.メッセージを見ると「1 file changed」と,Foo.javaが追加されたことを確認できます.

pushする

ここまでの作業により,「ローカル」リポジトリにファイルが登録されました.次に,GitBucketにアップロードして,公開しましょう.アップロードにはgit pushを使います.また,GitBucketに登録していあるID,Passwordの入力が必要です.

$ git push
Username for 'http://git.umiyama-shouji.co.jp/gitbucket': fuguta
Password for 'http://fuguta@umiyama-shouji.co.jp' : *****

IDとパスワードを記憶させる

毎回IDとパスワードを入力するのも疲れる,と言う人は,~/.netrcに書いておくことで回避できます.なお,~/.netrcには生のパスワードが書かれているので,パーミッションは600にして他人から見られないようにしてください.

$ cd
$ cat > .netrc
machine git.umiyama-shouji.co.jp
login fuguta
password sazae24tarao3   ←適切に変更してください
^D
$ chmod 600 .netrc

これで,IDとパスワード入力から逃れられます.くれぐれも席を外している間に友人らに.netrcを読まれるとか,いたずらpushされないよう,お気をつけ下さい.

後は基本的にファイル編集→git commit→git pushの繰り返しです.ファイルを追加した場合にはgit add .を忘れないよう注意してください.

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