公式なやり方だとWindows 10端末上での作業が必須となっているため、
Windows 7でもイメージSDカードが作れるようにする手順を調査した。
公式手順ではないため、完全自己責任でお願いします。
システム要件
- Windows 7 or later
- Python 2.7 or later
- isoファイルを解凍可能なツール (7zなど)
- DD for Windows または Linux/Mac OSX (ddが使えればOK)
イメージ作成手順
ISOファイルダウンロード
MicrosoftのサイトからRaspberry Pi2用のWindows 10 IoT Coreをダウンロードする。
ISOファイルからmsiを抽出
7zなどを利用してISOファイル内にあるWindows_10_IoT_Core_RPi2.msiを抽出する。
msiファイルを解凍
以下のコマンドでmsiファイルを指定したディレクトリに解凍する。
数分かかるのでコーヒーでも淹れながら待つ。
SET MSI_FILE=\path\to\Windows_10_IoT_Core_RPi2.msi
SET EXTRACT_DIR=\path\to\extractdir
START /wait msiexec /a "%MSI_FILE%" targetdir="%EXTRACT_DIR%" /qn
ffu2img.pyでイメージファイル変換
解凍したディレクトリ内にあるflash.ffuファイルからイメージファイルを生成する。
Githubにあるffu2img.pyをローカルにダウンロードし、以下のコマンドを実行する。
こちらも数分かかるので先ほど淹れたコーヒーを飲みながら待つ。
python ffu2img.py "%EXTRACT_DIR%\Microsoft IoT\FFU\RaspberryPi2\flash.ffu"
処理が成功するとflash.ffuと同じディレクトリにflash.img(約7GB)が生成されている。
生成されたイメージをSDカードに焼く
DD for Windowsで生成されたflash.imgをSDカードに焼く。
Linuxのddコマンドで実施する場合は以下のコマンドを実行する。
dd bs=1m if=/path/to/flash.img of=/dev/sdx
/dev/sdxは環境に応じて読み替えて下さい。コマンド実行前にアンマウントするのを忘れずに。
これは非常に時間がかかる(MacBook Proで80分ほど)ので、寝て待つ。
コーヒーのんだから寝られない!!
以上で完成。作成したSDカードをラズパイに挿すとWindows 10 IoT Coreが起動します。