ローカルでkubernetesを動かしてみようと思い環境を構築している中、minikube
というツールを使ったら凄く簡単に環境を構築できたのでその覚書きです。
minikubeとは
ローカルで簡単にkubernetesを実行することができるようにするツールです。
ローカルのVM上にkubernetesの単一ノードを構築してくれます。
前提
PC:MacBook Pro
OS:OS X El Capitan(version 10.11.6)
VM:VirtualBox(version 5.0.26)
minikubeのインストール
下記コマンドを実行してminikube
をインストールします。
curl -Lo minikube https://storage.googleapis.com/minikube/releases/v0.10.0/minikube-darwin-amd64 && chmod +x minikube && sudo mv minikube /usr/local/bin/
kubectlのインストール
kubernetesを操作するためのCLIであるkubectl
を、下記コマンドを実行してインストールします。
curl -Lo kubectl http://storage.googleapis.com/kubernetes-release/release/v1.3.0/bin/darwin/amd64/kubectl && chmod +x kubectl && sudo mv kubectl /usr/local/bin/
kubernetesクラスタの作成
minikube
を使用してVirtualBox上にkubernetesのクラスタを作成します。
minikube start
上記コマンドを実行すると、VirtualBox上に「minikube」という名のkubernetesクラスタが作成されます。
クラスタを作成した後は、kubectl
で作成したクラスタを操作できるように設定を行います。
kubectl config use-context minikube
試しにkubectl
でpodの情報を取得すると、環境により多少表記は異なりますが下記のように表示されます。
$ kubectl get pods --all-namespaces
NAMESPACE NAME READY STATUS RESTARTS AGE
kube-system kube-addon-manager-minikube 1/1 Running 0 1m
kube-system kubernetes-dashboard-xxxxx 1/1 Running 0 35s
終わりに
minikube
を使用せずにkubernetesの環境を構築しようとした際は四苦八苦していたのですが、minikube
を使用すると簡単に環境を構築できてちょっと感動してしまいました。
kubernetesを試してみたい!と思った時には凄く便利だと思います。