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GKEでnginxコンテナを起動する

Last updated at Posted at 2016-10-04

Google Container Engine(GKE)上でngnixのコンテナを立ち上げるまでの手順です。(2016/10現在)

コンテナ クラスタの起動

GCPにログインして、nginxのコンテナを実行させるコンテナ クラスタを起動します。

  1. 「コンテナ クラスタを作成」を選択
GKE-Console-Top.png
  1. クラスタの各種パラメータを設定。今回は何も変更せずデフォルト値を利用しています。
GKE-Make-Cluster-1.png
  1. 起動完了。下の図のようになれば、クラスタが起動は完了です。
GKE-AfterMakeCluster.png

Google Cloud Shellの起動

Google Cloud ShellにはGoogle Cloud SDK、Docker、kubectl等、コンテナを操作する上で必要なツールがデフォルトでインストールされているので、これを利用します。

  1. コンソールの右上のGoogle Cloud Shellのアイコンを選択
GKE-Start-GoogleCloudShell.png

起動が完了すると画面下部にコンソールが表示されるので、ここで作業を行っていきます。

環境設定

早速作業に入って行きたいところですが、作業に入る前にGoogle Cloud Shellからkubectlのコマンドを操作できるように、下記コマンドを実行して設定を行います。
下記コマンドを実行すると認証情報が取得でき、kubectlを利用してコンテナ クラスタ上にコンテナを用意できるようになります。

gcloud container clusters get-credentials cluster-1 --zone us-central1-b

Replication Controllerの起動

今までの作業で準備が終わったので、まずはnginxのPodを立ち上げます。
Podだけでもいいのですが、今回はReplication Controllerも起動してPodを監視させるようにしています。

・YAMLファイル作成

nginx-rc.yaml
apiVersion: v1
kind: ReplicationController
metadata:
  name: frontend
spec:
  replicas: 3
  selector:
    app: nginx
  template:
    metadata:
      labels:
        app: nginx
    spec:
      containers:
      - name: nginx-container
        image: nginx
        ports:
        - containerPort: 80

・Replication Controller作成
Google Cloud Shell上で上記YAMLファイルを元に、Replication Controllerを作成します。
Replication Controllerを作成すると、監視対象であるnginxのコンテナを含んだPodが自動で起動されるので、別途Podを起動する必要はありません。

kubectl create -f nginx-rc.yaml

Serviceの作成

Replication Conrollerを起動したことにより、Podおよびnginxのコンテナも起動しましたが、そのままではまだ外部からアクセスすることはできません。
その為、外部からの接続を各Podにルーティングする役割をもったServiceを立ち上げます。

・YAMLファイル作成

nginx-service.yaml
apiVersion: v1
kind: Service
metadata:
  name: frontend
spec:
  ports:
  - port: 80
    targetPort: 80
  selector:
    app: nginx
  type: LoadBalancer

・Service作成
YAMLファイルを元にServiceを作成します。

kubectl create -f nginx-service.yaml

・外部接続用IPの確認
Serviceが起動するとnginxにアクセスできるようになります。
接続する為のIPは、下記コマンドを実行した時に表示される「EXTERNAL-IP」欄に記載されているIPです。

>> kubectl get service

NAME         CLUSTER-IP    EXTERNAL-IP     PORT(S)   AGE
frontend     10.3.244.85   130.211.148.1   80/TCP    2m

試しにブラウザから「130.211.148.1」で接続すると、nginxの画面が表示されるかと思います。

最後に

GKEを利用することによって、比較的簡単にkubernetes上にコンテナを配置することができました。
一番上の画像にある「クイックスタートを使用」を利用すると、チュートリアルに沿って操作するだけでサンプルアプリケーションをGKEに構築することができるので、初めての方はそちらもオススメです。

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