#概要
このリンク集にあるサイトを参考にWindows(Win7)64bit版にNodistによるNode.jsのインストール作業を行ったときの記録です。
頻繁に更新が行われるNode.jsとそのパッケージ管理機能npmのバージョン管理をWindowsで行うのにNodistというソフトがいいらしいので、まずNodistをインストールしたうえでそれを使用してNode.jsとnpmのインストールを行いました。
#Nodistダウンロード・インストール
このサイトより(201604038時点)最新リリース版Nodistのインストーラの NodistSetup-v0.7.2.exe をダウンロード
NodistSetup-v0.7.2.exe を実行し、以下を設定しつつインストール作業を行う。
- Windows(Win7)64bit版へのインストールなので、「Node.js Architecture」 を 「x64」 に設定。
- インストールを行うフォルダ(デフォルトでは「C:\Program Files (x86)」となっているもの)を適当なものに設定。
Nodistをインストール後、インストールの確認を以下の手順で行いました。
コマンドプロンプトよりNodistのバージョン確認コマンド
nodist -v
の実行で
0.7.2
と表示されればNodistのインストールの確認完了です。
#Nodistで指定したバージョンのNode.jsをインストール
コマンドプロンプトよりNodistからインストールできるNode.jsのバージョン一覧を表示するコマンド
nodist dist
を実行してそのなかからインストールするNode.jsのバージョンを決める。
今回は20160403時点での最新のLTS(Long Term Support)である Node.jsのバージョン4.2.4を選択しインストール(Node.jsのLTSについてはコチラ)してみます。 Nodistから以下のコマンドを実行してインストール。
nodist + v4.2.4
または
nodist add v4.2.4
最後にバージョン4.2.4のNode.jsが使えるように設定。
nodist v4.2.4
インストールして使用可能な状態になったNode.jsのバージョンを以下のコマンド
node -v
で確認すると
v4.2.4
と表示されます。
これで指定したバージョン4.2.4のNode.jsがインストールされ使用可能な状態になっていることが確認ができました。
#npmを設定
最新版のnpmを以下のコマンドでインストール。
npm update -g npm
以下のコマンドで確認すると、20160403時点でインストールされたnpmの最新バージョンは3.8.6のようでした。
npm --version
#その他参考操作
以下は20160403時点で行った操作です
nodist update
最新のNode.jsのインストールと依存関係のある設定を行う。 自分の環境で実行してみるとバージョン5.10.0のNode.jsをインストールしようとして途中でエラー出て失敗してました。 今後の自分の作業がちょい心配になる。。。
nodist stable
最新安定板のNode.jsをインストールしてくれる。 バージョン5.10.0のNode.jsのインストールを行っていた。 こちらはインストール成功でした。
nodist latest
最新版のNode.jsをインストール。 操作時はこれも上記2つの操作と同じようにバージョン5.10.0のNode.jsをインストールするようでした。
nodist ls
インストールされたNode.js一覧表示コマンドです。一覧を表示してみると以下のように表示されました。 インストールされたNode.jsの一覧が表示され、実際に使用可能なNode.jsのバージョンの頭には「>」が、尻尾には「(global)」と表示されるよう。
(x64)
nodev4.2.4
> nodev5.10.0 (global)
nodist - v5.10.0
または
nodist rm v5.10.0
nodist v4.2.4
指定されたバージョンのNode.js削除コマンドです。上記コマンドではインストールされているNode.jsバージョン5.10.0を削除して、Nodistバージョン2.4.2が使用されるように設定しています。
(上記のような最新版や安定版のインストール以外は「nodist -v4.2.4」ような明示的な使用バージョンの設定が必要?)
ちなみに最終的な状態は
nodist ls
により
(x64)
> nodev4.2.4
と表示されました。
#環境変数について
NodistSetup-v0.7.2.exe 実行によるNodistインストール時に自動的に以下のパスが設定されるようです。
Nodistインストールフォルダのパス例を以下のように置いた場合
例1:C:
例2:C:\Program Files
「ユーザ名」のユーザ環境変数
変数名:Path
変数値:Nodistインストールフォルダのパス\Nodist\bin
例1: C:\Nodist\bin
例2: C:\Program Files\Nodist\bin
システム環境変数
変数名:NODE_PATH
変数値:Nodistインストールフォルダのパス\Nodist\bin\node_modules;%NODE_PATH%
例1: C:\Nodist\bin
例2: C:\Program Files\Nodist\bin
変数名:NODIST_PREFIX
変数値:Nodistインストールフォルダのパス\Nodist
例1: C:\Nodist\bin
例2: C:\Program Files\Nodist\bin
変数名:NODIST_X64
変数値:1