Pepperのデベロッパー先行モデルにあって、一般販売モデルにないもの、それはあの腰フリフリの"自己紹介"やとってもキュートな"アニマル楽団"などのデモアプリです。
デベロッパー先行モデルをCPUアップグレードするにあたって、おそらくこれらも消されて返って来るんだろうな(ToT)...と寂しくなったので、移植を試みてみました。
【用意するもの】
・Pepper(デベロッパー先行モデル)
・Pepper(一般モデル)
・WindowsPC
・Tera Term
・FFFTP
※MacやLinux環境の方は、それぞれにあったターミナルやFTPソフトをご用意下さい。
<STEP1>
はじめにデベロッパー先行モデルから、該当のデモアプリをPCにバックアップします。今回は"アニマル楽団"を例にします。
FFFTPでPepperに接続すると、/home/nao/ のディレクトリが表示されますが実際にアプリが格納されているのは/home/nao/.local/share/PackageManager/apps/ になります。このままではPCにバックアップが出来ません!
<STEP2>
FFFTPでバックアップしやすいように、Tera Termで/home/nao/.local/share/PackageManager/apps/ から /home/nao/ に pepper_animalgakudan_sample をコピーします。
ユーザー名とパスフレーズを入力し、"チャレンジレスポンス認証を使う"を選択してOKボタンをクリック。
接続が出来たら、cd /home/nao/.local/share/PackageManager/apps/ でディレクトリ移動します。
pepper_animalgakudan_sample をコピーします。
cp -r pepper_animalgakudan_sample /home/nao/
この後、FFFTPでPepperに接続し、pepper_animalgakudan_sample をPCにバックアップします。
<STEP3>
バックアップしたpepper_animalgakudan_sampleを、一般モデルの/home/nao/.local/share/PackageManager/apps/ にコピーしてもChoregrapheのロボアプリ一覧から確認できなかったのでpepper_animalgakudan_sampleを再生成します。
プロジェクトファイルから、behavior.xar を削除!
プロジェクトファイルから、STEP2でバックアップした Behaviorをインポート...します。その後、behavior.xar をダブルクリックします。
さらにフォルダをインポート...で、バックアップしたpepper_animalgakudan_sampleフォルダにある、htmlフォルダとlibフォルダをインポートします。
最後にバックアップしたpepper_animalgakudan_sample直下にある複数のファイルもインポートします。
<STEP4>
プロジェクトを保存しロボアプリ一覧から、現在のプロジェクトをロボットにインストールしてアニマル楽団の復活です!
<おまけ>
ここに「タブレット向けWeb Contentsの解像度が変わるため、WebpageをFix pixelを使用し開発しているアプリは画面にフィットしなくなり、動作の不具合が起きる場合があります。」とあります。
http://cdn.softbank.jp/mobile/set/data/static/robot/legal/cpu_upgrade_overview.pdf