2014年ある夏の日、CocoaPods始めました。
1. インストール
CocoaPodsのインストールにはRubyが必要ですが、
MacにはRubyがデフォルトでインストールされていますので、
以下のコマンドを実行します。
sudo gem install cocoapods
2. レポジトリ情報のセットアップ
以下のコマンドで~/.cocoapods以下にCocoaPodsのレポジトリ情報をセットアップします。
pod setup
レポジトリ情報を更新する場合は、再度「pod setup」コマンドを実行すればOKです。
3. ライブラリの確認
以下のコマンドでCocoaPodsで管理できるライブラリを確認できます。
pod list
4. Podfileの作成
CocoaPodsを利用したいアプリの.xcodeprojディレクトリがあるディレクトリでPodfileという名前のファイルを作成します。
Podfileには利用するライブラリの定義を記載します。
platform :ios, "7.0"
pod 'AFNetworking', '~> 2.3.1'
例では、AFNetworkingの2.3.1以降の2.3.xのバージョンを利用するように指定しています。
バージョンを指定しなければ、その時点での最新版を取得します。
バージョンの記述ルールは下記になります。
記述 | 意味 |
---|---|
'1.0' | バージョン1.0を使用 |
'> 1.0' | 1.0 より上のバージョンを使用 |
'>= 1.0' | 1.0 以上のバージョンを使用 |
'< 1.0' | 1.0 未満のバージョンを使用 |
'<= 1.0' | 1.0 以下のバージョンを使用 |
'~> 1.0.2' | 1.0.2 以降のバージョン 1.0.xを使用 |
5. ライブラリのインストール
Podfileを作成したら、ライブラリをインストールをします。
Podfileがあるディレクトリに移動して以下のコマンドを実行します。
pod install
Podfileを編集してライブラリの追加、削除する場合は以下のコマンドを実行します。
pod update
インストールに成功した場合、Podsディレクトリと、<プロジェクト名>.xcworkspaceディレクトリが作成されます。
6. .gitignoreの設定
ライブラリが格納されているPodsディレクトリはバージョン管理外にしましょう。
Pods
7. 準備完了
CocoaPods導入後は、新しく生成された<プロジェクト名>.xcworkspaceでプロジェクトを開いて開発してください。