Glassfish5 の 配布パッケージから Docker Image を作成する Dockerfile です。
説明
Glassfish5 は Java EE 8 の参照実装となっていて、その Java EE 8 の公開(最終リリース)も 2017年7月という事で迫ってきました。
リリースに向けて Glassfish5 のビルドも盛んに行われています。
この Glassfish5 の配布パッケージを取得して、Oracle Java を使って動かす環境のDocker Image を作成する Dockerfile です。
動作イメージ
特徴
- 2種類のビルドパッケージ毎の Dockerfile
- Oracle Java ベース
-
Oracle Java 8 SE (Server JRE)
- ※上記 Oracle Java は Docker Store で公開しているイメージのため、Docker Store のアカウントに使用権限を付与しておく必要があります
-
Oracle Java 8 SE (Server JRE)
- リモート接続設定済み
- Glassfish Console にローカル以外からアクセスする場合に必要となるリモート接続設定を予め構成
- 管理者ユーザ : admin / 管理者パスワード:glassfish を設定
前提
- Docker Store のアカウントを保有していること
- Oracle Java の使用権を Docker Store に紐付けていること
使用方法
Docer Image の取得 (docker pull
)
docker pull shinyay/docker-glassfish5
Docker Hub の以下に登録している Docker Image を取得します
https://hub.docker.com/r/shinyay/docker-glassfish5/
Docker Container の起動 (docker run
)
最新のバージョン
docker run -d -it --rm -p 4848:4848 shinyay/docker-glassfish5
タグをつけない場合は、latest
が起動します。このタグの実体は、Nightly Build の最新版になるようにビルドしています。
Promoted ビルド
docker run shinyay/docker-glassfish5:<ビルドバージョン>
たとえば、docker run shinyay/docker-glassfish5:b10
とすると、一連のテストケースをクリアした安定しているビルドの Promoted Build のイメージを起動します。
Nightly ビルド
docker run shinyay/docker-glassfish5:<ビルドバージョン>-MM_DD_YYYY
たとえば、docker run shinyay/docker-glassfish5:b10-07_04_2017
とすると、簡易的なテストケースのみをクリアしたビルドの Nightly Build のイメージが起動します。
ビルドバージョンの確認
Docker Hub の Build Details タブにDockefileからのビルド結果が一覧表示されています。以下のURLで確認できます:
管理コンソール (Glassfish Console) へのアクセス
上記のDocker の起動コマンドのオプションで、以下のパラメータを追加していました、
- -p 4848:4848
これは、Docker Container 内で起動している Glassfish の管理コンソールが Listen しているポート番号 4848 に対して、外部(Glassfish コンテナ を起動しているホスト環境)のポート番号をマッピングする設定です。
これを行うことで、ローカル環境のIPアドレス、ホスト名や localhost の 4848 番ポートでか管理コンソールにアクセスできます。
- 管理コンソール: http://localhost:4848
なお管理者は、デフォルトでは設定済みの admin/glassfish
を使用してください